トレンドマイクロは、7月6日に「子どものSNSコミュニケーションに関する実態調査」の結果を発表した。
本調査は、スマートフォンでFacebook、Twitter、LINEなどのSNSを利用している小学4年生〜6年生/中学1年生〜3年生の子どもを持つ保護者618人。調査方法はWebアンケートで、調査期間は4月20日〜22日。
SNS利用中に子どもが何らかのトラブルを経験したと回答した保護者は26.2%で、トラブルがあったかどうか「知らない・分からない」の11.7%を含めると約4割に。具体的なトラブルは「SNSに熱中して、勉強など生活習慣に悪影響が出てしまった(13.9%)」が最も多く、次いで「他人に勝手にログインされた(5.3%)」「暴力、薬物、性的描写などを含む有害なサイトを閲覧した(5.2%)」となる。
子どものSNS利用時のセキュリティ対策について聞いたところ、何らかのトラブル経験がある子どもの保護者の88.9%が対策を実施しているのに対し、特に経験がないという保護者は66.8%と差が開いた。これは子どもがトラブルに遭ったためセキュリティ対策を行った、もしくは対策をしていたのでトラブルに遭ったことが判明した可能性が考えられる。同社では子どもの安全を守るためにも対症療法的な対策ではなく、万が一被害に遭わないために事前に対策を検討し、子どもと保護者で話し合うことが重要だとしている。
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