電子マネーやQRコード/バーコード決済といったモバイル決済サービスは、それを利用して支払いをするとポイントがたまる。また、電子マネーをクレジットカードでチャージして支払うなど、サービスにクレジットカードを連携させると、引き落としの際にクレジットカードポイントもたまり2重にお得だ。連携させるクレジットカードによっては、ポイントが優遇されるものもある。今回はクレジットカードでお得にポイントもたまるモバイル決済サービスを紹介しよう。
モバイルSuicaは、現金、銀行口座、JR東日本の共通ポイント「JRE POINT」に加え、クレジットカードからチャージができる。特に「ビューカード」を使ってチャージすると、通常、1000円(税込)につきJRE POINTが5ポイントのところ、3倍の15ポイントたまる(ポイント還元率1.5%)。また、ビューカードを利用するとオートチャージの設定ができるので、お得で便利。これらはApple PayのSuicaでも同様だ。モバイルSuicaやApple PayのSuicaにはビューカードの連携がオススメだ。
nanacoモバイルへのチャージは現金、nanacoギフト、クレジットカードから可能。また、nanacoポイントを電子マネーに交換できる。たいていのクレジットカードを登録できるが、「セブンカード・プラス」の場合は、nanacoにチャージした場合でも200円につき1nanacoポイントがたまる。また、セブンカード・プラスならオートチャージも可能だ。
楽天Edyをおサイフケータイで使うと、楽天スーパーポイントはもとより、ANAのマイル、Pontaポイント、Tポイントなど、さまざまなポイントプログラムから選んでポイントをためることができる。「Edyでポイント」に加え、各種ポイントプログラムのポイントもたまり、2重、3重でたまる。
楽天スーパーポイントをためているなら、楽天カードがオススメだ。楽天カードでチャージすると、「Edyチャージポイント」が200円につき1ポイントたまる。
PayPayはチャージした「PayPay残高」から支払う方法と、登録したクレジットカードで払う方法の2種類があり、どちらも支払い時に決済利用金額の0.5%相当のポイントがたまる。クレジットカードで払うと、PayPayのポイントとクレジットカードのポイントがたまりお得だ。
PayPay残高で支払ってもポイントが2重にたまる方法がある。チャージはYahoo!ウォレットの預金払い用口座に登録されている金融機関口座の他、クレジットカードは唯一、「Yahoo! JAPANカード」のみ可能。Yahoo! JAPANカードでチャージすれば、Yahoo! JAPANカードのポイント(100円につき1ポイント)もたまる。
楽天ペイは、支払い元のクレジットカードを登録して支払う後払い式のコード決済サービスなので、楽天ペイを利用したことによる楽天スーパーポイントに加え、登録したクレジットカードのポイントがたまる。支払い元のカードとして楽天カードを登録すると、楽天カード分のポイントが100円につき1ポイントたまり、楽天スーパーポイントを効率よくためることができる。
d払いは、携帯電話料金との合算払い、ドコモ口座による支払い、クレジットカードを登録して支払う後払い式のコード決済サービスだ。ドコモユーザーであれば電話料金合算払いを選べるが、この場合、d払いの料金はdポイント進呈の対象外となるので、ポイントの2重取りを狙うならクレジットカードによる支払いを選ぼう。
支払い用のクレジットカードにdカードを設定すれば100円につき1dポイントがたまり、dポイントを効率よくためることができる。
ちなみに、LINE Payはチャージして支払う前払い方式だが、チャージは銀行口座や現金で行う。LINE Payアプリにはクレジットカードを登録するメニューがあるが、こちらはオンライン決済で利用するクレジットカードで、リアル店舗での支払いやチャージには利用できない。
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