KDDIは9月30日、5G(第5世代移動体通信システム)に対応した第1号基地局を設置し、試験電波の発射を開始した。同日から順次、設置箇所でのフィールドトライアルを実施する。
同社は27日に商用5G基地局を計7局設置。設置場所は埼玉県(さいたま市とふじみ野市)と福岡県(福岡市と春日市)の一部。今回、埼玉県には3.7GHz帯、福岡県には28GHz帯の基地局を設置したという。
基地局の設置に伴い、KDDIでは同日から順次、試験端末を使用して5Gネットワークの接続性や安定性を確認する「フィールドトライアル」を実施する。
同社では2020年3月に5G商用サービスの提供を開始する予定となっている。今後も全国に5G基地局を順次設置していく方針で、2021年度には1万622局、2023年度末までには5万3626局を展開し、基盤展開率93.2%を目指す。
【訂正:15時30分】初回掲載時に「人口カバー率」としていた部分は、正しくは「基盤展開率」でした。おわびして訂正致します
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