「Pixel 4a」と「iPhone SE(第2世代)」のカメラ機能を比較 決定的な差があり?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/3 ページ)

» 2020年09月02日 18時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

ポートレート機能と夜景はPixel 4aが圧勝

 さて、最後は今やベーシックなスマホカメラにも欠かせなくなった背景ぼかしとナイトモードである。

 背景ぼかしのポートレート機能となると、Pixel 4aの賢さが際立つ。ポートレートモード時はPixel 4aは2xの望遠(つまりデジタルズームがかかる)になる。iPhone SE(第2世代)はそのまま。

Pixel 4a Pixel 4a
iPhone SE(第2世代) iPhone SE(第2世代)

 でもそれじゃあ比較しづらいので、別の場所でiPhone SE(第2世代)の方は撮影時に一歩近づくことで写り方をある程度そろえてみた。

 こっちはホワイトバランスが両者で違っていて興味深い。Pixel 4aの方がきっちり合わせにきていて、iPhone SE(第2世代)は夕刻っぽさを残している。どっちが好き?

Pixel 4a Pixel 4a
iPhone SE(第2世代) iPhone SE(第2世代)

 拡大して見ると、Pixel 4aはちょっとデジタルズーム感が出ちゃっているのは残念ではある。両者の大きな違いは、iPhone SE(第2世代)は相変わらず「人物と認識しないと背景をぼかしてくれない」のに対し、Pixel 4aはどんな被写体でもOKなこと。これは大変ありがたいのである。

Pixel 4a Pixel 4a。どんな被写体でも距離が近くてもこうして背景をぼかせるのはよい

 最後は夜。

 これはもうPixelの定評ある夜景モードに対して、iPhone 11などで採用されているナイトモードがないiPhone SE(第2世代)では比べる前から想像つくところだ。

Pixel 4a 夜は夜景モード。真っ暗じゃなくても夜景モードにするとよりきれいに撮れたりする
Pixel 4a Pixel 4a。夜景モード
Pixel 4a Pixel 4a。写真モード
iPhone SE(第2世代) iPhone SE(第2世代)

 夜景モードは細かく設定を変えながら複数枚撮影して合成することで、夜景ならではの大きな明暗差や、通常の撮影では対応しづらいめちゃ暗い場所のほんのわずかな光を画像にしてくれる。

 だから、めっちゃ暗い場所で撮ると夜景モードの有無の差が出やすい。夜、歩いていていきなり出くわすとびっくりするレベルの真っ暗な中にそびえる給水塔も、Pixel 4aの夜景モードにかかればはっきり見えちゃうのだ。

Pixel 4a Pixel 4a。夜景モード
iPhone SE(第2世代) iPhone SE(第2世代)

 普通のカメラの感覚ではiPhone SE(第2世代)が普通なのだけど、イマドキのスマホカメラはとっくに普通ではなくなっているのだ。

 カメラユニットってコストがかかる。だからミドルクラスのスマホカメラはハイエンドクラスに対してカメラにかけるコストを抑える必要がある。そのとき、カメラの数を維持したままそれぞれの性能を下げるか、メインカメラの性能は維持したままそれ以外のカメラを省いてコストを下げるかが迫られるわけで、GoogleやAppleは後者を選んだって点は注目したい。

 おかげでどっちもミドルクラスとしては高画質で上位機種に負けないカメラ性能……なんだけど、iPhone SE(第2世代)はナイトモードを搭載してほしかったなあ、そこでけっこう差がついちゃうなぁと思った次第である。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月29日 更新
  1. ティム・クックCEOが「もはや限界」と値上げに言及――すでにAndroidでは値上げラッシュが始まる (2026年06月28日)
  2. 「モラルが欠如している」──LINE安否確認で“悪ふざけ”、SNSで批判の的に (2026年06月26日)
  3. スマホの「SIM組み合わせ」を3カ月で3回も変えた話 楽天モバイル→日本通信→Y!mobileからの移行先を思案中 (2026年06月29日)
  4. 松屋の券売機が「思いのほか使いやすかった」 それでもネットで不評なのはなぜ? (2026年06月29日)
  5. ダイソーで770円の「備えラジオ」は“備える”以上に”ノスタルジック”だった件 目的に徹したシンプルさが懐かしさを呼ぶ (2026年06月27日)
  6. ソニー「aiboはやめません」──“次の開発”も明かす オーナーに「安心してください」と呼びかけ (2026年06月27日)
  7. NHKはなぜ「スクランブル化」しないのか? 「公共放送」という位置付けが足かせ? (2026年06月27日)
  8. ソフトバンクの5G通信が速くなる「Fast Access」を試す 非対応回線と有意な差も、見えてきた“次の課題” (2026年06月27日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. ソニーaiboからの「撤退は勘弁して」──オーナーが不安視 同社「今後のお話」YouTubeで発信へ (2026年06月27日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー