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» 2020年11月10日 16時28分 公開

KDDIがスマートグラス「NrealLight」を一般販売、税込み約7万円 5Gスマホと連携

KDDIが、メガネ型のXRスマートグラス「NrealLight」の一般販売を12月1日に開始する。5Gスマートフォンと連動してネットワークに接続。通常のメガネのように現実世界を表示しながら、その一部にシースルーの画面を表示してスマートフォンのコンテンツなどを利用できる。

[小山安博,ITmedia]

 KDDIが、メガネ型のXRスマートグラス「NrealLight」の一般販売を12月1日に開始する。価格は6万9799円(税込み)。au Online ShopやKDDI直営店で販売する。

 NrealLightでは5Gスマートフォンと連動してネットワークに接続。通常のメガネのように現実世界を表示しながら、その一部にシースルーの画面を表示してスマートフォンのコンテンツなどを利用できる。

NrealLight メガネ型のXRデバイス「NrealLight」。装着しているのはKDDI 5G・XRサービス企画開発部の上月勝博氏

 2020年12月1日から2021年3月31日までは、購入キャンペーンとして1万Pontaポイントをプレゼントする。NrealLight本体と対応スマートフォンの購入または所持、auスマートパスプレミアム加入が条件となる。

NrealLight 発売キャンペーンで1万Pontaポイントプレゼント

 KDDIは2019年5月にNrealと戦略的パートナーシップを結び、これまでも「世界初」という店頭での製品展示や聖徳太子絵伝などでのイベント利用、開発者支援などを行ってきた。

NrealLight NrealLightを使った過去の事例

 NrealLightはメガネ型XRデバイスで、ゴーグル型のVRデバイスに比べて、そのまま装着していても違和感が少ない。NrealLight自体には通信機能はなく、スマートフォンに有線接続することでコンテンツの表示や通信を行うため、本体自体がコンパクトに仕上がっている。

NrealLight NrealLightはスマートフォンとの接続が前提。Xperia 5 IIとGalaxy Note20 Ultra 5Gと組み合わせて利用できる

 付属のVRカバーを装着することでVRゴーグルとしても利用でき、3m先に100インチ相当の仮想スクリーンを表示してコンテンツの視聴が可能。最大3つのウィンドウを同時起動してそれぞれ操作することもできるため、ブラウザ、SNS、動画視聴といったマルチタスクも可能。

NrealLight NrealLightの主なスペック
NrealLight 4種類のノーズパッドなどが付属する

 スマートフォンとNrealLightを接続すると、スマートフォンでNebulaアプリが自動起動してホーム画面が眼前に表示される。これによって、スマートフォンの画面をそのままミラーリングモードとして表示したり、MRモードとして現実世界にウィンドウを浮かばせたりといった表示も可能。

NrealLight 自宅での利用シーン。手ぶらでパーソナルな視聴ができる
NrealLight 新幹線の出張前にダウンロードしておいた動画を車内で視聴するといった使い方など、屋外でも使いやすい

 ストリーミングサービスとしてYouTubeやTELASA、Paravi、FOD、smash.などが対応。100インチ相当の大画面でストリーミングサービスを楽しめる。今後、新しいコミュニケーションツールとしてバーチャルコミュニケーションサービスを提供したいという。

NrealLight Androidアプリをそのまま起動するミラーリングモードに加え、現実空間上にウィンドウを浮かべるMRモードも用意
NrealLight 今後の展望として、バーチャルヒューマンを活用したサービスも検討しているという

 対応機種は、auのXperia 5 IIとGalaxy Note20 Ultra 5G。5Gとの組み合わせをアピールしており、今後5G対応スマートフォンの新モデルが出る際には対応機種を増やしたい考え。ただし、発売済みのその他5Gスマホは対応しない。対応スマートフォンでは、緊急地震速報の動作など、各種機能の動作検証もしているそうだ。

 KDDIのコンセプトショップ「GINZA 456」で11月11日に展示をスタート。au Online Shopでの予約も開始する。全国の同社直営店22店舗では12月1日から展示。展示ではNebulaやARゲーム、YouTube動画などが体験できる。

NrealLight 店頭展示でチェックできるコンテンツ

 これまでの店頭展示などではauカラーのオレンジとauロゴをあしらったものもあったが、一般販売に際してダークグレーカラーに統一。auロゴなどもあえて外側には配置しないようにしたという。内部基板を分散配置することで熱の発生を抑える工夫も施した。

 使い方が特殊な製品でもあり、「丁寧な説明が必要」という判断から、まずは直営店など一部で販売を開始。ターゲットとしてアーリーアダプター層へ訴求し、販売体制やサービス環境を整備することで一般層へ拡大していきたい考え。

 今後は、さまざまなパートナーと連携して「XRエコシステムの構築を目指す」という。Androidアプリをこうしたグラスデバイスで使いやすいUI(ユーザーインタフェース)にする、ARサービス向けアプリの開発支援をするなど、幅広い企業と連携していく意向で、商品を表示した上でau PAYで支払う、といった連携を考えているそうだ。

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