2020年を振り返る(4月編):ついに登場した「iPhone SE(第2世代)」/クラウドSIMでトラブルMobile Monthly Top10

» 2020年12月24日 17時19分 公開
[田中聡ITmedia]

 2020年も、残り10日を切りました。ITmedia Mobileのアクセスランキングを月単位で見ながら、モバイル業界の主なトピックを振り返っていきます。今回は4月のアクセス数トップ10を紹介します。

 1位は「iPhone SE(第2世代)」の速報記事でした。ここ数年、「今年こそ新しいiPhone SEが発売される」とウワサされて、結局発売されず……という状況を繰り返していました。そんなiPhone SEの約4年ぶりとなる後継機ということで、大きな注目を集めました。4月はコロナ禍の真っただ中で、マスクを着けたままでも生体認証ができる「Touch ID」の搭載も、期せずして注目されました。改正電気通信事業法で端末値引きが制限される中、4万4800円(税別)からという安さも特徴。「安いiPhoneが欲しい」というニーズを満たすヒット端末になりました。

iPhone SE(第2世代) 約4年ぶりの後継機となる「iPhone SE(第2世代)」

 緊急事態制限の発令により、携帯ショップや量販店は休業を余儀なくされました。ヨドバシカメラの臨時休業を伝える記事が2位に入りましたが、対面で契約や機種変更ができる場所が減ったことで、5G契約や端末販売にも影響を与えました。

 「どんなときもWiFi」をはじめとする、クラウドSIMを用いたサービスの通信障害が起きたのも4月でした。クラウドSIMを用いたサービスでは「無制限でデータ使い放題」を打ち出していましたが、キャリアから決まった量のSIMを調達する必要があるため、文字通り無制限に通信できるわけではありません。このトラブルをきっかけに無制限をうたうサービスは減りましたが、クラウドSIMサービスを選ぶ際は、速度制限や最低利用期間などの条件は注意して見る必要があります。

どんなときもWiFi 通信障害が起き、4月に新規受付を停止した「どんなときもWiFi」

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