スマートフォンのケースに機能を持たせた製品はいろいろなものが出ていますが、Huawei「Mate 40 Pro」シリーズ用の「Ring Light Case」は便利な製品です。対応機種はMate 40 ProとMate 40 Pro+。どちらも日本未発売ですが海外ではハードウェア機能が高い評価を受けています。
Ring Light Caseはケースにリングライトを内蔵したもの。しかしバッテリーは搭載されていません。どうやってライトを光らせるのかというと、Mate 40 Proからワイヤレスで給電を受けてライトを光らせるのです。Huaweiの上位モデルは他のワイヤレス充電対応のデバイスをワイヤレスで充電できますが、その機能を使うわけです。
Ring Light Caseはバッテリーを搭載していないため薄くて軽量で、普段からMate 40 Proにつけておいても存在が気になることはありません。使うときは背面のボタンを押して給電開始でライト点灯、ボタンを下に引き下げると、バネによりリングライトが180度立ち上がり前面を照らします
実際に夜間、照明の少ない公園で使ってみました。まずはライト無しで自撮りしてみます。周りの暗さはこのような感じです。
続いてRing Light Caseのライトをオンにしてみました。顔をはっきりと明るく照らしてくれます。
実際に撮影した自撮りを比べてみます。ライトなしでは全く顔が写っていませんね。LEDリングライトだと明るく写っています。ライティング具合も不自然ではありません。
屋外ではなくても、室内でやや暗いシーンなどでもこのRing Light Caseは役に立ちそうです。とはいえ、特定機種用なので他のスマートフォンでは使えないのが残念なところ。でもこのRing Light Caseはワイヤレス給電で動くわけです。つまりケース単体でもワイヤレスで給電すればライトが光るはず。
ちょうど手元にワイヤレス充電できるモバイルバッテリーがあったので、それをRing Light Caseの内部に重ねてみました。背面のボタンを押すとライトが光ります。なるほど、ワイヤレス給電できる他のバッテリーや端末を重ねても、Ring Light Caseは使えるわけです。
夜間撮影のときにMate 40 ProからRing Light Caseケースを外し、ワイヤレス給電対応モバイルバッテリーを接触させてボタンを押すと、本体に着けているときと同じ光量で無事ライトが点灯しました。手で押さえるのはちょっと大変なので、貼ってはがせる両面テープのようなものを使って貼り付ければ、補助ライトのように他の用途にも使えそうです。
スマートフォンに挟んで使えるクリップ式のリングライトも市販されていますが、別途充電が必要で使いたいと思ったときに電池が空だった、なんてこともあります。Mate 40 ProのRing Light Caseは充電がいらないために、Mate 40 Proにはめるだけで使えるのが魅力。またワイヤレス給電できるモバイルバッテリーがあったらそれを使うこともできるというのはちょっと便利ですね。LEDライトは自撮りのみならずオンライン会議のときにも使えますから、他のメーカーもぜひこの手のアクセサリーを出してほしいものです。
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