Xiaomi、「Mi 11」のバリエーションを発表 ハイエンド「Ultra」は背面ディスプレイ付き

» 2021年03月30日 12時16分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 中国Xiaomi(小米科技)は3月29日(現地時間)、新製品発表イベント「2021 New Product Launch」を開催し、1月に中国で発売したフラグシップ端末「Mi 11」のバリエーション「Mi 11 Ultra」「Mi 11 Pro」「Mi 11i」「Mi 11 Lite」「Mi 11 Lite 5G」を発表した。中国市場では前3モデルを、それ以外ではUltra、i、Lite/Lite 5Gを発売する見込みだ。

 11 1 中国で発売するMi 11シリーズ一覧

 ここではUltraとLite 5Gだけ簡単にご紹介する。

背面にもディスプレイのあるハイエンド「Mi 11 Ultra」

 シリーズ中最もハイスペックな「Mi 11 Ultra」の最大の特徴はアウトカメラだろう。カメラ部分の凸部に1.1型(126×294ピクセル)の有機ELディスプレイが組み込まれている。アウトカメラで自撮りする際のビューファインダーとして使える他、常時オンのディスプレイ、端末を伏せて置いた場合の通知表示などで使える。

 11 2 Mi 11 Ultraの背面

 アウトカメラの構成は、Samsungのセンサー「GN2」搭載の5000万画素の広角、ソニーの「IMX586」搭載の4800万画素の超広角、ソニーの「IMX586」搭載のテレフォトの3台。インカメラは2000万画素でディスプレイ内に埋め込まれている。指紋認証センサーもディスプレイ内で、顔認識によるアンロックも可能だ。

 この他の主なスペックはMi 11と同じだ。ディスプレイは6.8型でリフレッシュレート120Hzの有機EL、プロセッサはQualcommのSnapdragon 888、メモリ+ストレージは12+256GB。バッテリーは5000mAhで有線充電も無線充電も67Wで36分で完全充電可能としている。防水レベルはIP68。サイズは164.3×74.6×8.38mm、重さは234g。色はセラミック・ホワイトとセラミックブラックの2色だ。中国での販売価格は5999元(約10万円)。

 11 4 Ultraのカメラスペックまとめ

シリーズ内のライト版「Mi 11 Lite 5G」

 Liteは名前からも想像できるように5Gに対応するミッドレンジモデル。Snapdragon 780G搭載であることと、厚みが6.81mmと薄く、159gと軽いのが特徴だ。

 lite 1 Mi 11 Lite 5G

 ディスプレイは6.55型でリフレッシュレートは90Hzの有機EL、プロセッサはSnapdragon 780G、アウトカメラは6400万画素のメイン、800万画素の方向角、500万画素のマクロの3台、インカメラは2000万画素1台。メモリ+ストレージは6+128GBか46+128GBの2択。バッテリーは4250mAhで有線のみの充電(33W)。サイズは160.53×75.73×6.81mmで重さは159g。色はトリュフブラック、シトラスイエロー、ミントグリーンの3色。欧州での販売価格は369ユーロ(約4万8000円)から。「Mi 11 Lite」はプロセッサがSnapdragon 732Gでカラーバリエーションが異なる他のスペックはほぼ同じだ。

 lite 2 Mi 11 Lite/Lite 5Gまとめ

 同社はこの他、リストバンド型ウェアラブル端末「Mi Smart Band 6」やスマートホームシネマ端末「Mi Smart Projector 2 Pro」、無線充電パッドも発表した。


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