5Gが創出する新ビジネス

楽天モバイルが「Beyond 5G」に向けたエッジクラウドコンピューティングを研究開発 東京工業大学と連携

» 2021年04月19日 18時35分 公開

 楽天モバイルは4月19日、「Beyond 5G」を見据えたエッジクラウドコンピューティングに関する研究開発について発表した。研究開発は東京工業大学と連携して、2025年3月末まで実施される予定だ。

 この研究開発では、情報通信研究機構(NICT)が公募した「Beyond 5G研究開発促進事業」の研究開発課題である「Beyond 5G超大容量無線通信を支える次世代エッジクラウドコンピューティング基盤の研究開発」の一部の研究開発項目を実施する。2030年代の導入が見込まれる超大容量無線通信、高信頼・極低遅延、超大量端末同時接続という特徴を持つ「Beyond 5G」の支える重要な技術の1つとして、エッジクラウドコンピューティングの実証実験を行う。

 具体的には、東京工業大学大岡山キャンパスとその界隈にO-RANや3GPPの技術仕様に準拠した5Gネットワークを構築。エッジクラウドコンピューティング上でアプリケーションシステムが動作するためのプラットフォーム開発、このプラットフォームを活用したネットワーク機能の最適化、将来のスマートシティに求められるサービス実現に向けた実験を行う。

 さらに、エッジクラウドコンピューティング間の連携を実現し、モビリティに伴うサービスや離れた場所でのネットワーク接続でシームレスな大容量データ通信環境の構築を目指すという。

楽天モバイル 研究開発イメージ

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