総務省は、6月2日にソフトバンクの5G特定基地局の開設遅延に対して行政指導を行ったと発表した。
同省が2020年度末に受けた報告によると、700MHz帯は計画値3181局に対して実績値2728局、3.4GHz帯は計画値2425局に対して実績値1125局となった。ソフトバンクは遅れの原因について「5G特定基地局の開設工事等のスケジュールの遅延」「5Gネットワークの設計の見直しの中で、基地局のエリアカバレッジ設計の変更を行ったことによる当初想定の基地局設置場所の見直し」などの複合的な要因を挙げている。
これに対して同省は、早期にリカバリー計画を策定して2021年内に不足数を解消し、スケジュールや体制を見直して外部的な要因下でも柔軟に対応できるよう、あらかじめ十分余裕をもった開設工事を行うよう求めている。
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