シャープが9月28日、同社のスマート家電にスマートフォンAQUOSが自動接続する新機能「AQUOS Smart home HUB」を発表した。
AQUOS Smart home HUBでは、スマートフォンAQUOSがWi-Fiに接続し、COCORO MEMBERSにサインインするだけで、シャープのスマート家電と自動接続。スマートフォンからスワイプ操作すると、家電をオン/オフにしたり、運転状態を確認したりできる。AQUOS Smart home HUBはOSレベルで統合されているため、アプリを介さずに、スマホから直接連携できるという。シャープのスマート家電は現在、200万台以上がインターネットに接続されている。
AQUOS Smart home HUBは、2021年11月以降のAQUOS全シリーズに搭載する。AQUOS zero6についてはオンランアップデートで、その他の発売済み機種についてはAndroid 12へのOSバージョンアップで提供する予定。
さらに、機種変更時に付属のアダプターを介して旧機種からデータを移行できる「かんたんデータコピー」と、eSIMについても、2021年以降のAQUOS全シリーズで対応していく。コロナ禍ではオンラインでスマートフォンを購入するユーザーが増えていることから、ユーザー自身で快適に機種変更できる環境をサポートしていく考えだ。
ただし、かんたんデータコピーのアダプターは、販売先によっては付属しない場合がある。またeSIMについてもキャリアによっては対応しない場合がある。実際、今回の新機種ではauとソフトバンクが扱うAQUOS zero6、auが扱うAQUOS sense6はeSIMに対応しているが、ドコモが扱うAQUOS sense6はeSIMには対応しない。とはいえ、キャリア向けでeSIMに対応するスマートフォンの大半がiPhoneという中で、eSIM対応機種が増えるのを歓迎すべきことだといえる。
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