iOS 15の「FaceTimeリンク」を試してみた 表示や音声の新機能も

» 2021年10月29日 10時00分 公開
[井上晃ITmedia]

 iOS 15ではFaceTimeに関して多くのアップデートがあり、使い勝手が向上している。これまでFaceTimeの利用頻度が少なかった人も、FaceTimeリンク機能やレイアウトの変更操作などについて知っておくといいだろう。本稿では、これらのアップデートについての概要と実際の操作方法を紹介したい。

URLを共有してFaceTimeに招待できる

 iOS 15では、Web会議ツールのようにURLを共有することで、ビデオ通話に招待できる「FaceTimeリンク」機能が使えるようになった。共有されたURLはブラウザ上で機能するので、iPhoneユーザーだけでなく、AndroidやWindowsからでも参加できるのが特徴だ。指定アプリのインストールなどは不要で、セキュリティに関してもエンドツーエンドで暗号化されており、ビジネスシーンなどでも利用しやすい。

 同機能を利用するには、「FaceTime」アプリを起動し、「リンクを作成」をタップしよう。このとき「名前を追加」をタップして、任意の名称をつけることが可能だ。手配したURLは、メールやチャットツールなどを用いて、相手に共有することになる。

FaceTime FaceTimeアプリを起動し、「リンクを作成」をタップする(写真=左)、共有画面に小さく表示される「名前を追加」をタップ(写真=右)
FaceTime この画面で名前を編集できる(写真=左)。共有したURLに誰かがアクセスするとホストには通知が表示される(写真=右)

 共有されたURLに参加者がアクセスすることで、ビデオ通話がスタートする。参加者がアクセスしたタイミングで、URLを作成したホストにもその旨を知らせる通知が表示される。

 URLにアクセスしただけでは通話は開始されない。ホストはビデオ通話を開始するために、iOSアプリの画面上部に表示されている「1人が待機中>」の部分をタップして、「参加を要求」と表示されたユーザーのチェックボタンをタップし、参加を承認する必要がある。

FaceTime ホストはURLにアクセスしたら、上部の「〜人が待機中」をタップしよう(写真=左)。チェックをタップすることで参加を承認できる(写真=右)

参加者のグリッド表示やポートレートモードにも対応

 ビデオ通話画面については、iOS 15でグリッド画面表示に対応したこともトピックだ。複数人が参加する通話画面で左下に表示される「グリッド」のボタンをタップすると、全員が等サイズに表示されるようになる。

FaceTime FaceTimeの通話画面「グリッド」をタップすると(写真=左)、等間隔・等サイズのグリッド表示に切り替わる(写真=右)

 また、ビデオ通話画面におけるポートレートモードのエフェクトにも対応した。対応機種を利用することで、背景をぼかすことが可能だ。

FaceTime ポートレートモードのオフ(写真=左)と、オン(写真=右)の比較。左上のアイコンのタップで切り替え操作となる

 さらに、通話音声については新たに「マイクモード」の変更ができるようになっている。具体的には、外部のノイズを低減できる「声を分離」や、反対に環境音をしっかり聞こえるようにする「ワイドスペクトル」への切り替えが可能だ。操作としては、FaceTime中にコントロールセンターを開き、「マイクモード」のボタンから切り替えていけばよい。

FaceTime FaceTime中にコントロールセンターを起動すると、「マイクモード」のボタンが現れる(写真=左)。ここから「声を分離」や「ワイドスペクトル」を選べる(写真=右)

 なお、iOS 15では通話相手と一緒にコンテンツを楽しめる「SharePlay」機能も追加されるが、こちらは10月に配信されたiOS 15.1で利用可能になったので、あらためて紹介する。

カレンダーアプリからFaceTimeリンクを作成する

 FaceTimeリンクのURLは、iOS標準の「カレンダー」アプリ内からでも作成できる。作成手順についても、新規予定を作成し、「場所またはビデオ通話」をタップし、「FaceTime」を選択するだけであり、非常にシンプルだ。作成した予定の詳細画面からURLの共有操作や、URLへのアクセスも行える。

FaceTime カレンダーアプリで新規イベントを作成する画面。「場所またはビデオ通話」→「FaceTime」をタップするとFaceTimeリンクを設定できる(写真=左)。設定したイベントの詳細画面では、参加や共有操作が行える(写真=右)

 実用性を考えると、前半で紹介した手順で毎度FaceTimeアプリを起動するより、カレンダーアプリから操作した方がスムーズな体験が伴うと思う。一度、仕組みを理解したならば、ぜひこちらの手順にて試してみてほしい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月13日 更新
  1. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. 「JALモバイル powered by ahamo」のお得度を検証 本家ahamoやIIJmio版とは何が違う? (2026年06月12日)
  4. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  5. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  6. 20万円超も珍しくない高額スマホ時代、「スマホ保険」の選び方と料金の目安は? (2026年06月12日)
  7. 「Nintendo Switch 2」が“転売ヤー”の餌食に 多言語版の買い占め→「プレイ50時間」条件復活 (2026年06月12日)
  8. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  9. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  10. DAZNのW杯「月額980円」表示に落とし穴 ユーザーを困惑させた2つの“ダークパターン”とは (2026年06月12日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー