3キャリアの携帯料金は平均8471円、契約データ容量は「小容量」が多い――MMD研究所が調査結果を公表

» 2021年12月17日 13時45分 公開

 MMD研究所は12月17日、「2021年12月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」の結果を発表した。この調査はスマートフォンを所有する18歳〜69歳の男女3万6006人を対象に、11月15日〜17日の期間で実施されたものである。

 まず、支払っている月額料金を把握しているユーザーを対象に金額を通信サービス別に聞いた。平均月額料金は大手3キャリアユーザー(1万6119人)が8471円、オンライン専用プランユーザー(2025人)が6345円、サブブランドユーザー(3937人)は4673円、MVNOユーザー(2940人)は3841円とななった。2020年10月の調査と比較すると、大手3キャリアユーザーは2475円、サブブランドユーザーは1928円、MVNOユーザーは2618円減少している。

MMD研究所 通信会社に支払っている平均月額料金(通話代込み)
MMD研究所 通信会社に支払っている平均月額料金(通話代込み) 2020年10月調査と比較

 データ通信と通話代を合算した月額料金を聞いたところ、大手3キャリアユーザーの最多分布は「3000円〜4000円未満」(15.8%)、通信の月額料金の平均は4638円となった。オンライン専用プランユーザーの最多分布は「2000円〜3000円未満」(44.4%)で、平均は3084円となった。サブブランドユーザーの最多分布は「2000円〜3000円未満」(30.8%)で、平均は2340円だった。MVNOユーザーの最多は「1000円〜2000円未満」(44.6%)で、平均は1544円となった。

MMD研究所 通信会社に支払っている通信(データ通信+通話代)の月額料金

 通信会社に端末料金を分割で支払っている1万8599人を対象に端末の月額料金を聞いた所、大手3キャリアユーザー(1万2242人)の最多分布は「2000円〜3000円未満」(21.1%)で、端末月額料金の平均は3833円となった。オンライン専用プランユーザー(1404人)の最多分布は「2000円〜3000円未満」(27.2%)で、平均は3261円だった。サブブランドユーザー(2567人)の最多分布は「1000円未満」(30.7%)、平均は2332円だった。MVNOユーザー(1269人)の最多分布は「1000円未満」(44.3%)で、平均は2297円となっている。

MMD研究所 通信会社に支払っている端末の月額料金

 現在契約している通信会社でデータプランの容量を聞いたところ、大手3キャリアユーザー(2万2791人)は「小容量(1GB以下〜7GB)」が51.4%、オンライン専用プランユーザー(2440人)は「中容量(8GB〜30GB)」が75.1%、サブブランドユーザー(4626人)は「小容量(1GB以下〜7GB)」が64.6%、MVNO(3359人)ユーザーは「小容量(1GB以下〜7GB)」が77.5%となった。

MMD研究所 現在契約している通信会社のスマートフォンの月間のデータ容量プラン

 直近で利用しているスマートフォンの月間のデータ容量は、大手3キャリアは「小容量(1GB以下〜7GB)」が59.2%、オンライン専用プランは「中容量(8GB〜30GB)」が48.3%、サブブランドは「小容量(1GB以下〜7GB)」が71.6%、Rakuten UN-LIMIT VI(2791人)は「小容量(1GB以下〜7GB)」が64.1%、MVNOは「小容量(1GB以下〜7GB)」が79.3%となった。

MMD研究所 直近で利用しているスマートフォンの月間のデータ容量

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