ドコモの歴代ガラケー400台が登場 YouTubeで「iモード卒業公演」

» 2022年03月04日 15時12分 公開

 NTTドコモが、3Gサービス「FOMA」と、ケータイ向けのインターネットサービス「iモード」の終了に向けて、ガラケーとの思い出を振り返る動画「iモード卒業公演」をドコモ公式YouTubeチャンネルにて公開した。

foma imode iモード全盛期のWebサイトを再現した特設サイトも公開。ガラケーでおなじみの絵文字やフォントが使用されている

 動画には、歴代の400台以上のガラケーとともに、FOMA・iモードを利用したことのある人なら誰もが「懐かしい!」と感じるあるあるやトレンドが多数登場。端末同士を近づけた赤外線通信、いくつも「Re:」がタイトルについたメール、なかなか来ないメールへのセンター問い合わせ、クラスみんなでガラケーの画面を見つめたワンセグなど、ガラケー視点でガラケーが人と人とをつないだ思い出を振り返る。

foma imode 歴代の400台以上のガラケーが登場
foma imode ケータイにまつわる行動を卒業していくガラケーが演じていく

 ガラケーが着信音で「仰げば尊し」「歓喜の歌」を奏でており、まるで卒業公演のような演出となっている。着信音をアレンジしたのはトラックメーカーSTUTS氏。iモード対応1号機F501iをはじめ、数十台に渡るガラケー端末から着信音・動作音をサンプリング、単音・和音・音源と進化した着信音の歴史を表現した他、バイブ音、開閉音、カメラのシャッター音、各種着信サウンドといったサウンドも実際のガラケーの音を収録して使用しているという。

foma imode トラックメーカーSTUTS氏が着信音をアレンジ。ガラケーの動作音を採集したという
動画が取得できませんでした

 FOMA(Freedom Of Mobile multimedia Access)は、2001年10月にスタートした第3世代の通信サービス。開始当初の通信速度は下り最大384kbpsで、写真メールやテレビ電話などを楽しめた。1999年2月にスタートしたiモードは、ケータイでキャリアメールの送受信やWebページの閲覧などが行えるサービス。

 両サービスは2026年3月31日に終了。同日に3Gは停波する。ドコモは、第4世代通信方式の普及による市場環境の変化に伴う契約数の減少や、第5世代通信方式に経営資源を集中することを、サービス終了の理由に挙げている。

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