世界のスマートウォッチ出荷台数、2021年もトップは不動で2位にSamsung──Counterpoint Research調べ

» 2022年03月15日 15時06分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 香港に拠点を置く調査会社Counterpoint Reserachは3月14日(現地時間)、2021年通年の世界のスマートウォッチ市場調査結果を報告した。コロナ禍も2年目になり、総出荷台数は前年比24%増と過去最高の増加率だった(総出荷台数は公表されていない)。メーカー別トップは数年変わらずの米Appleだが、100ドル以下の製品がインドなどで人気を呼んだこともあり、シェアは2.7ポイント減の30.1%だった。

 watch 1 2020年と2021年のスマートウォッチ出荷台数シェア(資料:Counterpoint Research)

 2位は韓国Samsung Electronicsが中国Huaweiから奪った。Samsungは9月に発売した「Galaxy Watch4」が好調で、第3四半期の出荷台数は前年同期比200%増だった。

 総出荷台数の伸びに大きく影響を与えたのは、インドでの低価格製品の需要急増だ。地域別(北米、中国、インド、その他という分類)シェアでインドは2020年はわずか3%だったが、出荷台数は前年比274%増加し、シェアは10%に拡大した。

 watch 2 2020年と2021年の地域別出荷比率(資料:Counterpoint Research)

 米Googleによる買収が完了したFitBitは3.8%の7位。9位にインドのメーカーNoiseが初ランクインした。

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