最後に、このスマートフォンの価格高騰がどこまで続くのかを占いたい。既にGalaxy Z Foldシリーズが「折りたたみスマートフォンは2000ドル(24万円前後)の価格でも売れる」と実証してしまっている。この分野はまだまだ発展途上なだけに、新技術を惜しみなく注ぎ込んだ機種の価格下落は考えられない。
一方で、折りたたみスマホのような高額な商品の登場、持続可能な社会の考え方もあって、Androidスマートフォンもサポートが長期化するようになってきている。Galaxyでは4年間のアップデートを保証するなど、端末が高価でもあっても長く安心して使えるように変わりつつある。
先日発売された「OPPO Reno7 A」の操作感は、3〜4年ほど前のプレミアムモデルと同等と感じる。言い返せば、今高額なスマートフォンを購入し、4年後もある程度は使えるということになる。
これからは「ハイエンドモデルを2年に1度」ではなく、「プレミアムモデルを4年に1度」買い替えるサイクルが主流になるかもしれない。iPhoneと同じくAndroidスマートフォンもサポートが長期化すれば、高価でも長い目で見れば満足できるはずだ。
一方で、日本市場でもプレミアムな商品から安価な商品まで、多種多様なスマートフォンが展開されている。自分の求める使い方に合ったスマートフォンを価格や機能面から選ぶことも大切だと考える。
高価になり続けるスマートフォン。卓越したユーザー体験を長期にわたって得たいのであれば、プレミアムなスマートフォンを検討してみてはいかがだろうか。高い投資に見合った体験を得られるはずだ。
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