「Xiaomi=安い」だけのイメージを変えた2022年 カメラ機能が大きく躍進した理由:山根康宏の中国携帯最新事情(2/2 ページ)

» 2022年12月27日 10時48分 公開
[山根康宏,ITmedia]
前のページへ 1|2       

レンズ交換式のスマートフォンも開発

 Xiaomiはまた実験的な製品の開発にも取り組んでいる。Xiaomi 12S Ultraの背面の円形ガラスの台座を交換レンズが取り付け可能なカメラマウントとし、実際にライカのMマウントレンズを装着できる「Xiaomi 12S Ultra Concept」を開発した。1眼レフやミラーレスカメラの交換レンズを取り付けできる、Android OSを搭載したデジタルカメラはこれまでいくつかあったが、スマートフォンの形状でレンズ交換できるモデルはこれが世界初だ。製品化の予定はないものの、ハイエンドスマートフォン好きやカメラ愛好家にXiaomiの技術力の高さを知らしめるモデルになることは間違いないだろう。

Xiaomi ライカMマウントレンズを装着できるXiaomi 12S Ultra Concept

 2022年11月には「Xiaomi映像限定ギフトボックス」として、52mmのフィルターを装着できる背面カバーとフィルター、フィルターケース、フードなどをセットにしたキットを限定で提供。デジタル技術ではなく物理的なフィルターを使った撮影効果を楽しむことができるわけだ。このアクセサリーの存在はカメラファンのXiaomiへの興味をより高めるだろう。ちなみに中国ではこのキットが高値で転売され、大人気になっているという。

Xiaomi フィルター交換も楽しめるギフトボックス

Xiaomi=カメラに強いメーカーが浸透するか

 2億画素カメラを搭載したXiaomi 12T Proは、その画素数が大きなインパクトを与える製品だ。1億800万画素カメラの搭載は2019年11月にXiaomiが発表した「Mi Note 10」シリーズと「Mi CC9 Pro」が最初だが、それから3年がたち、ようやく大幅な画素数アップが行われた。画素数を高めることが一概に性能アップとはいえないが、マーケティング的には「2億」という数字は大きなアピールポイントになる。Redmiシリーズの最新最上位モデル「Redmi Note 12 Pro+」にも同じカメラが搭載され、Xiaomi=カメラに強いメーカー、というイメージを一般層に広げていくだろう。

 2022年のXiaomiのスマートフォンはカメラで大きな躍進が見られ、2023年以降はそれを武器に出荷台数拡大を目指していく。Samsungが折りたたみモデルにフォーカスし、Appleが中国国内の生産トラブルに見舞われる中で、Xiaomiは世界1位メーカーへ向けてさらなる躍進が期待されるだろう。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月13日 更新
  1. スマホの「実質価格」高騰の恐れ、iPhone 18 Proは2倍高く? 総務省の残価設定ルール厳格化は“誰のため”か (2026年10月10日)
  2. ダイソーで1100円の「GaN USB充電器」は折り畳みプラグで外出用に持ち歩きやすい 45W出力対応でPCでも使える (2026年10月10日)
  3. 個人情報の流出にユーザーはどう備える? 乗っ取りやクレカ不正利用を防ぐ「3段階」の対策ガイド (2026年10月12日)
  4. 楽天モバイル、KDDIローミングが大幅に縮小――ユーザーに対する説明責任はないのか (2026年10月11日)
  5. ダイソーで1100円のノイキャンイヤフォン「TWS009」を試す 騒音カットの効果は実感も電池持ちに課題か (2026年10月09日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  8. 10月1日から楽天モバイルの「au 4G LTEエリアローミング」が縮小も意外と残っている件 (2026年10月10日)
  9. 【ワークマン】4900円の「アーバンライトバックパック」 豊富なポケットやナスカン&バックル付き (2026年10月11日)
  10. POCO F9 Ultraのベースモデル「REDMI K100 Pro Max」はバッテリー容量とカラバリに違いがある (2026年10月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー