「Galaxy S23 Ultra」のカメラを徹底検証 「100倍ズームで月もキレイに撮れる」は本当?荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2023年05月18日 11時30分 公開
[荻窪圭ITmedia]
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Galaxy S23 Ultraレビュー 大量のカメラを搭載したGalaxy S23 Ultra。基本デザインは前モデルのS22 Ultraを踏襲している

 サムスン電子のGalaxyシリーズで最もハイエンドなカメラを搭載するのが、SシリーズのUltra。今回のS23 Ultraはメインカメラが「2億画素」。夜に強くて、望遠カメラは「10倍」で、最高で100倍まで引っ張れて「月」を見つけると自動的に月撮影モードになるという代物だ。

Galaxy S23 Ultraレビュー 今回のウリはナイトグラフィーと2億画素とプロレベル撮影(Expert RAWアプリ)の3つ
Galaxy S23 Ultraレビュー そして「月も撮れるスマホ」だ

 ここまでやるか、というくらいさまざまな角度からカメラを強化していくシリーズである。

100倍ズームで月を撮ってみた

 最初に基本だけおさえておこう。

 Galaxy S23 Ultraの背面を見ると、穴がいっぱいあっていくつのカメラを仕込んでいるんだよ、と思うわけであるが、答えは4つ。

Galaxy S23 Ultraレビュー S23とS23 Ultraのカメラの内訳だ

 1つはLaser AF用なのでカメラではないのだ。それぞれをもうちょっと細かく見るとこんな感じ。

Galaxy S23 Ultraレビュー それぞれのカメラに細かいスペックを書き入れてみた

 メインカメラとなる広角カメラは2億画素で大きめのセンサーを搭載しているが、超広角カメラと望遠カメラのスペックは1年前のS22 Ultraと同じなのだけど、10xのカメラ積んでいるとか2億画素のカメラ積んでいるとか、カメラが全部で4つあるとか、もうそれだけでやたら目立つ。

 そんなS23 Ultraを持ち出して、さて何を撮ろうかなと思いつつ歩いていると、遠くからごう音が聞こえてきたのである。

 この音からして、けっこう近いところを通過するに違いないとS23 Ultraを撮り出してとっさに10倍の望遠に切り替えて撮ったのがこれ。

 いきなりこれが撮れるとは思わなかったですよ。しかもけっこう低いところを飛んでいる(もう車輪も出ているし)旅客機をしっかりフレームの中央で捉えられているってことは、レスポンスもいいってことだ。撮りたいタイミングでしっかりシャッターが切れているってことだから。

Galaxy S23 Ultra旅客機撮影 真上を通り過ぎる旅客機を10倍の望遠で。ぴしっと中央にフレーミングできて感心。スマホで撮れていい写真じゃないですよ

 旅客機はあっという間に通過していったので視線を落とすと、猫を発見。ちょっと離れたところを走っていったので、思わず流し撮り。思ったよりちゃんと流し撮りになっていてびっくり。

Galaxy S23 Ultra流し撮り 目の前を走っていく茶トラの猫がいたので動きを追いながら取ったら本能の流し撮りができていたのだった

 せっかくなので10x望遠でもう1枚。鉄橋を走る電車だ。

Galaxy S23 Ultra10倍撮影 10倍の望遠で鉄橋を渡るロマンスカー EXE-α

 というわけで、いきなり10倍望遠の話からになってしまった。ここまで望遠で撮れるとつい使っちゃう。

 10xの望遠カメラには、光を90度曲げて横向きに仕込まれたレンズに光を入れるというペリスコープ型(屈曲光学系)を採用している。センサーも小さくてF4.9と暗めであるから、明るい場所でないとつらいけれども、昼間ならこれだけ「スマホらしからぬ瞬間」を撮れる。10倍の望遠カメラを搭載したのはGalaxy S21 Ultraからで新しくはないのだが、以前よりレスポンスや画質が上がって使い勝手はよくなっていると思う。

Galaxy S23 Ultraレビュー 10倍の望遠で撮影するの図

 その勢いで月を撮ってみよう。

 スマホで月を撮るときにうまくいかないのは「回りに比べて月が明るすぎる」から、どうしても月がまっ白になっちゃう。月の明るさに合わせた設定で撮ればいいのだけど、それにはカメラアプリ側が「月」を認識し、月に合ったセッティングをしなきゃいけない(逆にいえば、セッティングさえ分かればきれいに撮るのはそう大変じゃない)。

 それをやったのがGalaxyなわけだ。

 カメラを月に向け、望遠カメラ(できれば30x以上)にし、アプリ側が「月」を見つけると、その明るさに合わせた設定に切り替わるのだ。

 この日びっくりしたのは、超細い三日月だったにもかかわらず、ちゃんと月だと認識してくれたこと。100xで撮った三日月だ。

Galaxy S23 Ultraレビュー 新月から数日。こんな細い月でもちゃんと認識して撮れた。さすがにディテールは甘いけれども

 続いてその1週間くらい後に撮った半月。こちらは30x。

Galaxy S23 Ultraレビュー 30xで月だと認識して明るさが調節された瞬間
Galaxy S23 Ultraレビュー 30xで撮った半月

 実際には、月だと認識したら、AIが仕事をしてより月らしい写真にしてくれるようである。

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