世界を変える5G

KDDIが「サステナブル基地局」を運用開始 24時間365日CO2排出量実質ゼロへ

» 2023年06月12日 12時45分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 KDDIとauエネルギー&ライフは5月31日から、カーボンニュートラルの実現に向け、CO2排出量実質ゼロの「サステナブル基地局」を運用している。両社が6月9日、発表した。

KDDI 基地局 サステナブル サステナブル基地局

 KDDIは電力などのエネルギー消費を通じて、一般家庭の約40万世帯分に相当する、年間約100万トンのCO2を排出しており、そのうちの98%が携帯電話基地局/通信局舎/データセンターで使用する電気に起因するとしている。5Gの普及と通信量の増大に伴い、CO2の増加が想定されることから、環境への配慮が一層重要になると同社は考える。

 サステナブル基地局は、環境への配慮に関する取り組みの一環で導入するものだ。基地局周辺に太陽光発電パネルを設置し発電することで、基地局から電波を発射する際の電力に活用する仕組み。晴天の日中なら1局分に必要な電力を全て賄えるとしている。災害などで商用電源の供給が滞った場合も、太陽光パネルで発電した電力を活用し、非常用電源の蓄電池を長持ちさせることで、通信が途絶えにくいという。太陽光発電ができない夜間や悪天候時には、CO2排出量実質ゼロとなるカーボンフリープランの電力を活用する。これにより、24時間365日CO2排出量実質ゼロを実現するとしている。

 KDDIは通信量が少ない時間帯に基地局の一部をスリープすることで、電力使用量を最大30%削減する他、7通信局舎の購入電力を各地域電力会社のカーボンフリープランへ切り替える取り組みも実施している。

 今後も両社は太陽光発電以外の再生可能エネルギーを活用した基地局運用を検討する他、既設の基地局を切り替えていくなど、サステナブル基地局を拡大する考え。KDDIは2030年度までに自社の事業活動におけるCO2排出量実質ゼロを目指すとしている。

KDDI 基地局 サステナブル CO2排出量実質ゼロ実現に向けたKDDIの取り組み(出典:サステナビリティ統合レポート

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年08月07日 更新
  1. “Suicaが使えない”クレカ・QR専用改札機に賛否 「問題なく運用できる」「交通系ICの方がスムーズ」 (2026年08月05日)
  2. 元グループ会社が「ドコモの銀行」になった不満を吸収? SBI新生銀行が「SBIの銀行」として最大5.2万円のキャッシュバックキャンペーンを開催 (2026年08月05日)
  3. SNSで多発する「無料であげます」投稿の正体 “お涙ちょうだい”で偽サイトやLINEへ誘導するカラクリ (2026年08月06日)
  4. Rakuten Linkに「AI通話要約機能」、楽天モバイル契約者は追加料金なしで使える (2026年08月05日)
  5. 工事不要で14畳まで冷房可能「タンスのゲン スポットクーラー 79800020」がタイムセールで10%オフの5万3999円に (2026年08月05日)
  6. まだ「つながりにくい」声ある“ドコモ通信品質問題”の現在地 前田社長が明かす「道半ば」の詳細解説 (2026年08月06日)
  7. 幅約35センチで大型アイスも置ける「アイリスオーヤマ 冷凍庫 IUSN-8B-W」が20%オフの3万5800円に (2026年08月04日)
  8. スマホの「エアコン冷却」がダメなワケ 猛暑日にやりがちな“水没”の危険性と正しい冷やし方 (2026年08月06日)
  9. 厚さ約1.2mm、“ほぼ、裸”のiPad Pro(M4/M5)向けケース「The Frost Air」発売 ケースフィニットから (2026年08月05日)
  10. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【8月6日最新版】 ポイント10〜20倍の獲得チャンス多数 (2026年08月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー