ドコモの「副回線サービス」は誰向け? 実際に契約して分かったこと(2/4 ページ)

» 2023年06月25日 10時30分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

申し込みの手続きは簡単

 先にも述べたように申し込みの手続きはドコモの副回線サービスサイトから行う。個人の場合はサイトへアクセス後、「お手続きサイトへ(個人名義のお客さま)」をタップかクリックする。

 「副回線サービス(個人向け)お申込み受付」というページに推移したら、希望する手続きの内容を新規/解約/ドコモへの乗り換え/MNPから選択する。既にドコモ/ahamoを契約していて新規で申し込む場合は「新規」をタップかクリックする。「ご契約時の確認事項(副回線サービスの契約内容に関する重要な説明です。十分にお読みください)」をよく読み、ページの最下部までスクロールしたら、「確認事項へ同意する」にチェックを入れ、「申込みに進む」をタップかクリックする。

NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM 希望する手続きの内容を新規/解約/ドコモへの乗り換え/MNPから選択する
NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM 「確認事項へ同意する」にチェックを入れ、「申込みに進む」をタップかクリックする

 次の画面でdアカウントのログインが求められるので、取得していない場合は事前に作成しておくとスムーズだ。ここで本人確認(副回線サービス対応のドコモ/ahamo回線を契約しているかどうかの確認)が行われるため、KDDIサイトへのアクセスは行われない。この点が別途他社のSIMを持つよりも楽だと感じる部分である。

 サーバメンテナンスやアクセスが集中しているなどが原因で、「ただいま受付できません。しばらく経ってから再度アクセスしてください」「サーバメンテナンス中です」(下記)などというメッセージが表示された場合、先の手続きへ進めない。この場合は時間をおいて再度試したり、ブラウザの再起動や別のブラウザから試したりするといい。

アクセスが集中しているか、サーバメンテナンス中です。

しばらく経ってから再度アクセスしてください。

時間をおいてもアクセスできない場合には以下をお試しください。

  • URLに誤りがないか確認する
  • トップページから再度アクセスする
  • ブラウザ、または端末を再起動する

 無事にアクセスできたら次の画面で、副回線サービスに関わる情報を入力する。具体的には契約者本人の氏名、住所、ドコモ/ahamoの携帯電話番号、請求先だ。ここで入力した情報とドコモ/ahamoに届け出ている情報に相違があった場合、副回線サービスへの申し込みおよび利用はできないので、ここは念入りにチェックしよう。確認が終わったら画面の下までスクロールし、「確認」をタップかクリックする。申し込みが完了すると、受付番号が記載されたページへ推移する。受付番号は問い合わせの際に必要なので、メモしておくといい。

NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM 必要な情報を入力したら、「確認」をタップかクリックする
NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM この画面にたどり着けば、申し込み完了となる。受付番号は問い合わせの際に必要なので、メモしておくといい

副回線サービスへのお申込みを承りました。

14日程度でご利用中のドコモ電話番号へSMSにてeSIMの設定情報をお届けします。

ご不明点はドコモ インフォメーションセンターへお問合せください。

受付番号:T184000000

 途中で手続きが進めないことが何度かあったが、店頭で別の通信サービスを申し込むよりもスムーズであると感じた。かかった時間は15分から30分程度だった。

eSIMはどうやって設定する?

 申し込んだ日から14日後をめどに、設定情報(アクティベーションコードなど)を確認できるWebサイトへのURLがSMSで届く。他社のeSIMということもあり、1日や2日では届かない。

 eSIMの設定はユーザー自身で行う必要がある。手順はこうだ。まず「ドコモインフォメーションセンター副回線担当です」という文言の下にあるURLをタップする。続いて、QRコードが表示されるページへ推移するので、それをカメラで読み込むわけだが、利用予定の端末でQRコードを読み込まなければならないため、QRコードのスクリーンショットをPCやタブレットに送り、それをPCやタブレットに表示させる、あるいは紙に印刷する必要がある。

NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM SMSで送られてきたリンクをタップしてQRコードを表示する
NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM PCにQRコードを表示させて、それをiPhoneのカメラで読み込む必要がある

 手動でアクティベーションコードなどを入力する手段も用意されているが、それでもQRコードの方が入力の手間は省ける。

NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM アクティベーションコードなどの手動入力も可能だが、QRコードを読み込んだ方が楽だ

 設定さえ済めばドコモ/ahamoとは別にauのeSIMも使えるようになる。

NTTドコモ 副回線 au KDDI eSIM eSIMの設定が完了すると、2社分のアンテナピクトが表示される

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