IDC Japanは、8月31日に国内の従来型携帯電話/スマートフォンの2023年第2四半期(4〜6月)の出荷台数を発表した。
国内市場の従来型携帯電話/スマートフォンの合計出荷台数は前年同期比11.7%減の731万台、スマートフォンの出荷は同11.7%減の724万台。OS別でもiOSが同15.3%減の333万台、Androidが同8.3%減の391万台と対前年比大幅減となったが、半導体を中心とする部材コストは下がり、円安の影響を受けながらも国内ベンダーの収益性は改善されつつある。
ベンダー別で見ると1位のAppleは前年同期比で2ポイント減のシェア45.5%、2位のGoogleは112万台出荷でシェア15.3%。GoogleはPixelシリーズがNTTドコモに採用されて大きく出荷数量を増やし、3位は58万台を出荷したサムスン(シェア7.9%)、4位は57万台出荷のFCNT(シェア7.8%)、5位は49万台出荷のソニー(シェア6.7%)となった。上位5ベンダーではGoogle以外が対前年比大幅減となり、2023年下半期もキャリアの在庫調整が出荷数量に影響すると考えられる。
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