KDDIは、9月5日に法人へマイクロソフトの生成AIサービス「Azure OpenAI Service」を提供開始。同社の生成AIを活用したAIチャットサービス「KDDI AI-Chat」を実業務で利用した知見を活用し、ユーザーのサービス導入や活用方法を支援するという。
Azure OpenAI Serviceは自然言語処理でのテキストデータ分析をはじめ、業務効率化や生産性向上を実現。文書生成、質問応答、自動翻訳などができるAIチャットbot「GPT-3.5」、チャット用に最適化され、マルチモーダル対応の「GPT-4」、テキストを数値ベクトル形式に変換してテキストの類似性を促進できるモデルのセット「埋め込み(Embeddings)」、テキストから画像作成する「DALL-E」といった4つの生成型AIモデルで構成し、会話形式で自然な回答を生成する。
KDDIが提供する「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」などの閉域網とも併用でき、企業データなどが外部に漏洩するリスクのない高セキュリティー環境下での利用を実現。今後はAzure OpenAI Service導入時のコンサルティングから設計、構築までをトータルでサポートし、生成AIのデータ利用のガイドライン作成や業務に合わせたコンサルティングなども支援する。
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