Y!mobileの“激安”縦折りスマホ「Libero Flip」を試す 普段使いなら不満なし?(3/5 ページ)

» 2024年02月29日 10時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]
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アウトカメラは実質単眼仕様 超広角レンズは欲しかった 

 続いて、アウトカメラについて確認する。作例を比較する前にスペックをおさらいしたい。

LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ Libero Flipのアウトカメラはカバーディスプレイの斜め横にある(写真=左)。Galaxy Z Flip4のアウトカメラはカバーディスプレイの横にある(写真=右)

 Galaxy Z Flip4のアウトカメラは約1200万画素の「広角カメラ」(F1.8、デュアルピクセルセンサー)と、同じく約1200万画素の「超広角カメラ」(F2.2)のデュアル構成となっている。一方、Libero Flipは約5000万画素の「メインカメラ」と、約200万画素の「深度測定用カメラ」のデュアル構成だが、写真や動画の撮影に使うのはメインカメラのみなので、こちらは実質単眼仕様といえる。

 作例をいくつか下に貼り付ける。初めに超広角カメラで撮影した画像から見ていこう。

 Galaxy Z Flip4の超広角カメラは標準のカメラアプリで倍率を0.5xにすることで有効になる。解像感のよさやワイドに撮れることについてはさすがといえる。

LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ Galaxy Z Flip4の超広角カメラで撮影した画像。当たり前だが、ワイドに撮れる

 続いて倍率を1xにして撮影してみると、どちらもきれいな仕上がりにはなるが、色味が異なる。発色のいい仕上がりになるのがGalaxy Z Flip4。それに対し、やや薄い色になるのがLibero Flipだ。

LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ 倍率を1xにそろえて撮影したみた。Libero Flipの仕上がりは全体的にやや暗い。肉眼で同じ景色を見ると、もう少し明るい(写真=左)。発色のいい仕上がりがGalaxy Z Flip4(写真=右)

 違いが顕著になったのは10.0xにして撮影したときだ。両機種ともデジタルズームだが、Libero Flipの方が粗さは目立ち、暗所での撮影には向かない。仕上がりのイメージはどちらも塗り絵っぽくなる。物体のディテールはほぼ分かるくらいで、細かい網目や窓枠などは潰れてしまう。

LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ 10.0xにして撮影してみると、どちらも粗さが目立つ
LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ 1xで撮影した夜景。手ブレ補正が効いているのは、Galaxy Z Flip4だ(写真=右)
LiberoFlip Ymobile ワイモバイル 折りたたみスマホ 10.0xで撮影した夜景。日中同様、どちらも粗くなる

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