スルッとKANSAIは6月17日、二次元コードを活用したデジタル乗車券システム「スルッとQRtto(スルッとクルッと)」の運用を開始する。対応する乗車券類は同日4時から購入/利用が可能となる。
本システムでは、国内外のユーザーが二次元コード乗車券を購入した上で、スルッとKANSAI協議会に加盟する事業者の交通機関をスマートフォンで乗車できる。交通機関だけでなく、提携する観光施設の入場にも利用できるようになっている。
サービス開始時の導入事業者は以下の通りとなる。
対応チケットの購入は、スルッとQRttoのWebサイトで会員登録した上で行える。カテゴリーやキーワードで絞り込んでチケットを選び、決済に使うクレジットカードなどの情報を入力すれば購入可能だ。
チケットの利用時は、Webサイトのホーム画面にある「チケット」をタップし、利用したいチケットを選択してチケット詳細画面を表示すればよい。鉄道で利用する場合は、改札機の二次元コードリーダーに二次元コードを読ませる。バスや観光施設での利用は、詳細画面の「使用する」をタップして係員に見せるか、バス車内や施設に掲示されている二次元コードをスマートフォンで読み取った後に、結果の画面を係員に見せよう。
サービス開始時点において、スルッとQRttoで購入できる乗車券類は以下のフリー(企画)乗車券となる。
なお、本パスの磁気カード版は6月16日をもって販売を終了する。
(※1)中央線のコスモスクエア〜夢洲間を除く(夢洲駅は今後開業予定)
(※2)同社が別途定める系統(路線)とオンデマンドバスは除く
Osaka Metroでは全線、大阪シティバスではIKEA鶴浜/ユニバーサル・スタジオ・ジャパン行きバスとオンデマンドバス以外の全系統でスルッとQRttoを利用できる。
京阪ではいわゆる「京阪線」(京阪本線/鴨東線/中之島線/交野線/宇治線)と鋼索線(石清水八幡宮参道ケーブル)でスルッとQRtto利用できる。いわゆる「大津線」(石山坂本線および京津線)では利用できない。
阪急では、神戸高速線(新開地〜神戸三宮間)を除く全線でスルッとQRttoを利用できる。
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