iPhoneでライカっぽい写真を撮れる! Leicaの純正カメラアプリ「Leica LUX」を試す荻窪圭のiPhoneカメラ講座(2/5 ページ)

» 2024年08月06日 06時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

いろいろなルックやレンズが楽しい ただし全解禁するには要課金

 Leica LUX自体は、Leica風のデザインを持つ単なるカメラアプリだが、違うのはライカっぽい“写り”を楽しめること。

 ひとつは、ライカ風の「ルック」。iPhoneのカメラアプリでいう「ビビッド」とか「ドラマチック」とか、そういうのと思えばいい。あるいはフィルムを変えて撮影するイメージ。

 渋い感じとか、わびた感じとか、こってりした感じとか、キリッとしたモノクロとか、いろいろと用意されている。それで撮るだけで写真の雰囲気ががらっと変わる。一番の魅力だ。

ルックを選ぶ ルックを選んでいるところ。撮りたい写真に合わせたルックを選ぶのだ

 もうひとつは「レンズ」だ。ライカの代表的なレンズから選んで、そのレンズならではの雰囲気やボケを楽しめるのだ。

レンズは4種類 iPhone 15 Pro Maxでは、4種類のレンズを使える(望遠カメラでは、iPhoneの機種によって使えるレンズが異なる)

 ただし、無料で使えるルックやレンズには制限がある。無料の場合、ルックは「Std(スタンダード)」「Vivid」「Natural」の3つと、モノクロのルックが2つ。レンズは「28mm Summilux」のみ使える。

 それ以外を使いたい場合は「Leica LUX Pro」にアップグレードしろといわれるのだ。

ルックやレンズ 「PRO」と書いてあるルックやレンズを使うには、LUX Proにアップグレードする必要があるのだ

 無料で使えるだけでも、ライカの雰囲気は楽しめるのだけど、ライカっぽい写真をより楽しんで撮りたいならProにしたいところ。

 そこで、フル機能を使えるLUX Proにアップグレードしてみた。App Storeのアプリ内課金で、月額1000円と年額1万円の2コースが用意されている。カメラアプリで月々1000円(年額なら1カ月当たり約833円)は少し高い気はするけど、2週間(14日間)の無料トライアルがあるので、試してみるといい。

Proを試す Leica LUX Proは、カメラアプリにしてはかなり“お高め”ではあるが、2週間の無料トライアルがある。それを使ってから、今後どうするか決めるのがいい

 Proにアップグレードすると、5つのルックと4つのレンズに加えて、仮想絞り(リアルな絞り機構は持ってないので)などの機能を使うことができる。

 ちなみに先ほど例に挙げたモノクロ写真のルックは、Proでしか使えない「Blue」、レンズは同じくPro限定の「NoctiLux 50mm F1.2」だ。

 ということで、ここから先はLUX Proにしてあるという前提で話を進めます。自分のLeica LUXをProにしちゃったのだからしょうがない。

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