Leica LUX自体は、Leica風のデザインを持つ単なるカメラアプリだが、違うのはライカっぽい“写り”を楽しめること。
ひとつは、ライカ風の「ルック」。iPhoneのカメラアプリでいう「ビビッド」とか「ドラマチック」とか、そういうのと思えばいい。あるいはフィルムを変えて撮影するイメージ。
渋い感じとか、わびた感じとか、こってりした感じとか、キリッとしたモノクロとか、いろいろと用意されている。それで撮るだけで写真の雰囲気ががらっと変わる。一番の魅力だ。
もうひとつは「レンズ」だ。ライカの代表的なレンズから選んで、そのレンズならではの雰囲気やボケを楽しめるのだ。
ただし、無料で使えるルックやレンズには制限がある。無料の場合、ルックは「Std(スタンダード)」「Vivid」「Natural」の3つと、モノクロのルックが2つ。レンズは「28mm Summilux」のみ使える。
それ以外を使いたい場合は「Leica LUX Pro」にアップグレードしろといわれるのだ。
無料で使えるだけでも、ライカの雰囲気は楽しめるのだけど、ライカっぽい写真をより楽しんで撮りたいならProにしたいところ。
そこで、フル機能を使えるLUX Proにアップグレードしてみた。App Storeのアプリ内課金で、月額1000円と年額1万円の2コースが用意されている。カメラアプリで月々1000円(年額なら1カ月当たり約833円)は少し高い気はするけど、2週間(14日間)の無料トライアルがあるので、試してみるといい。
Proにアップグレードすると、5つのルックと4つのレンズに加えて、仮想絞り(リアルな絞り機構は持ってないので)などの機能を使うことができる。
ちなみに先ほど例に挙げたモノクロ写真のルックは、Proでしか使えない「Blue」、レンズは同じくPro限定の「NoctiLux 50mm F1.2」だ。
ということで、ここから先はLUX Proにしてあるという前提で話を進めます。自分のLeica LUXをProにしちゃったのだからしょうがない。
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