ソフトバンクとMMD研究所は8月22日にオンライン専用ブランド「LINEMO」のユーザーを招いたイベントを開催した。合わせて、1072人を対象に実施した利用実態に関する調査結果を発表し、LINEMOユーザーのリアルな声を明らかにした。
イベント会場には4人のLINEMOユーザーが駆け付けた。なお、記事内でのユーザーコメントは個人情報の特定につながる本名、顔が判別できるような写真や動画(顔を含めたワンショット、ユーザーメインの画像など)を避けて記載する。
LINEモバイルを引き継ぐ形で2021年にスタートしたLINEMO。料金の安さやLINEとの連携を売りにしてきた。ソフトバンクでLINE&Y!mobile事業推進本部 事業推進部 部長を務める東邦彦氏は「顧客満足度(※)で3年連続首位を獲得した」と胸を張り、売りとする点が多くの人に受け入れられていることを説明する。
(※)J.D. パワー 2023年携帯電話サービス顧客満足度調査において、3年連続で1位を獲得
【訂正:8月23日14時25分】初出時、東邦彦氏の部署名の記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします
そのLINEMOにはソフトバンクのように使い放題のプランはなく、Y!mobileのような店頭契約、店頭サポートはないが、オンラインで契約して好きな端末にSIMを挿して使いたい人にはうってつけのプランといえる。サービス開始から3年がたった2024年はプランを一新した。
「LINEMOベストプラン」「LINEMOベストプランV」と銘打つ新料金プランを7月30日から提供している。ベストプランは月のデータ使用量が3GB未満なら月額990円(税込み、以下同)、3〜10GBは月額2090円で利用可能。ベストプランVは20GB未満が月額2970円、30GBまでが月額3960円となる。
旧料金プランは3GBを月額990円で利用できるミニプランか、20GBを月額2728円で利用できるスマホプランの二者択一で、3GB超過後は低速になり、高速通信をしたい場合は追加料金が発生していた。新プランでは中間的な容量を補い、「3GBでは少し足りず、20GBも要らない」という人にとって、有力な選択肢の1つとなった。
東氏は「月によって利用の状況は変わってくる」と前置きしつつ、「3GBで足りる月もあれば、足りない月もある。3GBでは少し足りない場合がある、という声」に応えて、ベストプランの提供を開始するに至った、と説明している。旧プランもシンプルに見えていたが、足りない穴を埋めたのがベストプランといえる。
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