災害時にスマホを活用する方法、ソフトバンクと兵庫県伊丹市が伝授 阪神・淡路大震災から30年で

» 2025年01月16日 17時26分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 兵庫県伊丹市は1月15日、阪神・淡路大震災から30年という節目を前に、ソフトバンクの協力を得て、スマートフォンを活用した災害への備えを学ぶ「スマホ教室 防災講座」を伊丹市立生涯学習センターで開催した。

SoftBank ソフトバンク スマホ教室 兵庫県伊丹市で開催された「スマホ教室 防災講座」

 阪神・淡路大震災は1995年1月17日に発生した大地震で、内閣府によると死者の数は6432人だ。日本では今後も南海トラフ地震などのさまざまな災害、気候変動が起こると予想される。

 伊丹市は、阪神・淡路大震災で被災地となった市で、デジタルデバイドの解消や地域住民の防災意識向上を目的として、本講座を開催するに至った。阪神・淡路大震災当時の状況や、近年の防災課題を踏まえ、災害時にスマートフォンをどのように活用できるかを実践的に紹介した。

 「日頃からスマホの困りごとを解決する」ことを仕事とする、ソフトバンクの「スマホアドバイザー」である北本氏は、「ソフトバンクが防災テーマ以外にもさまざまなテーマでスマホ教室を開催している」と参加者に案内した。

SoftBank ソフトバンク スマホ教室 スマートフォン(画像=左)と、本講座の資料(画像=右)

 北本氏は、地震、水害といった災害が起きた際、どの避難場所が使えるかを事前に確認する方法を説明した。さらに、LINEアプリの使い方として、グループトークや音声入力、写真を送信する方法の他、伊丹市運営のLINE公式アカウント「伊丹市」や、「伊丹市防災」を紹介し、普段から街の情報収集に関する重要性や、防災強化の啓発も行った。

 本講座の参加者からは、「知らなかったことを学べた」「家でも実践してみる」という声が寄せられたという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年11月13日 更新
  1. NHK ONE、簡単には「閉じられないメッセージ」表示へ 目的は“NHK受信料”の徴収 なぜ強引な仕様に? (2025年11月12日)
  2. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2025年11月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2025年11月11日)
  3. 139製品が最大51%オフの「Xiaomi ブラックフライデー 2025」開催 「Xiaomi 15 Ultra」「POCO F7」もお得に (2025年11月11日)
  4. ニトリの5990円「スマートウォッチ バルカ」を試す 1日以上持つバッテリー、健康管理機能は“お値段以上”か (2025年11月11日)
  5. なぜ? DMMが格安SIM事業に再参入 povo、IIJと組んだ「DMMモバイルPlus」の狙いを聞く (2025年11月11日)
  6. なぜ、Suicaは「チャージ上限2万円」なのか? コード決済導入でどう変わる? JR東日本に聞いた (2025年11月12日)
  7. JR東日本の二次元コード乗車券「えきねっとQチケ」を使ってみた Suicaなし/無人駅でもOKだが残念な点も (2025年11月11日)
  8. 「Suicaのペンギン」が2026年度末で“卒業” サーバ保存式のプリペイドコード決済(最大30万円)の導入に伴いイメージを刷新 (2025年11月11日)
  9. Galaxyスマホで「SAMSUNG」ロゴが復活、さらに製品名が「Samsung Galaxy」になった理由は? サムスン電子ジャパンに聞いた (2025年11月12日)
  10. 車載デバイス「Ottocast Play2Video Ultra」発売 ケーブル1本でCarPlay/Android Autoをワイヤレス化 (2025年11月11日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー