iPhoneのApple Intelligenceに文章を考えてもらう「作文ツール」の基本テクニックiPhone Tips(2/2 ページ)

» 2025年05月01日 15時49分 公開
[井上晃ITmedia]
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 「作文」の画面が表示されたら、「ChatGPTで作文」とある欄に、プロンプト(指示文)を入力しよう。例えば「取引先の編集者に向けて、新製品のレビュー記事の企画を提案するメールのひな型を書いて」と記載することで、それに応じたメール文の下書きが自動で生成される。

 指示によっては「ChatGPTから詳細を求められています」のような画面が続くので、必要に応じて情報を追加し、下部の「アップデート」をタップしよう。

photo どんなテキストを生成するか指示を入力(画像=左)。詳細が求められたら内容を確認し、「無視」か、

情報を入力してから「アップデート」をタップ(画像=右)

 もし、生成されたテキストに満足できない場合は、「ChatGPTで微調整」の欄に再度指示を入力したり、「書き直し」や「よりカジュアルなトーンで書き直す」などの選択肢をタップすることで、内容をさらにブラッシュアップできる。

photo 今回は的外れなテキストが生成されたので、「ChatGPTで微調整」を選択し(画像=左)、再度指示を入力した(画像=右)
photo 内容を確認し、「完了」をタップ(画像=左)。生成されたテキストは、そのまま実用には耐えるレベルではなかったので手動で調整を加える(画像=右)

 修正なしで使えるクオリティーにするには、内容や運、プロンプトの工夫度合いが絡んでくるだろう。筆者個人としては、冠婚葬祭や部署移動などにまつわる社交辞令のようなメールのひな型を考えてもらうことで、かなり時短につながると感じている。もちろん「メール」アプリだけでなく、「メモ」や「Pages」など、複数のアプリで作文ツールを試してみるとよいだろう。

既存のテキストに対して修正を加える手順もある

 なお、本記事では詳細な手順を省くが、作文ツールは新たな文章を生成するだけでなく、既存のテキストに対するリライトにも役立つ。

 エディタ上でテキストを選択した状態で「校正」や「書き直し」などの選択肢をタップしよう。「校正」では文法ミスや言い回しの改善を提案してくれ、「書き直し」では内容を保ったまま表現を変えてくれる。

 特に「フレンドリー」や「プロフェッショナル」「簡潔」など、文体を指定しての変換ができるので、手動で雑に入力した下書きを元に、整ったメール本文などを生成してくれるだろう。

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