「Galaxy Z Fold7/Z Flip7」の進化をハードとソフトの両面から考える Googleとの連携強化で他社をリード石野純也のMobile Eye(2/3 ページ)

» 2025年07月12日 16時21分 公開
[石野純也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

大画面、フリップに合わせて最適化されるGalaxy AI

 ベクトルは異なっているものの、2機種ともハードウェアは「イノベーションの頂点」とうたうだけの進化を遂げている。このハードウェアを支えているのが、Galaxy AIやGeminiといったスマホ上で動くAIだ。サムスン電子は年内にGalaxy AI対応デバイスを4億に広げていく方針を示しており、Galaxy Z Fold7/Flip 7もその一翼を担う。

 Galaxy AIは、2024年に発売された「Galaxy S24」シリーズで導入され、その年にはフォルダブルスマホのGalaxy Z Fold6や「Galaxy Z Flip6」にも採用された。2025年の「Galaxy S25」シリーズでは、機能性の向上に加えて、ユーザーインタフェースも見直されており、より各アプリからAIを簡単に呼び出せるようになっている。

Galaxy Z Fold7/Z Flip7 2024年に搭載を始めたGalaxy AIは、フォルダブルに最適化した

 場所や時間によって必要な情報を一覧化する「Now Brief」や、進行中の情報をバー形式で表示する「Now Bar」を搭載したのも、Galaxy S25シリーズから。Galaxy Z Fold7/Flip7でもこうした機能を踏襲しつつ、Galaxy AIの機能は25年版にアップデートされている。

 ただし、その実装方法はGalaxy S25シリーズとはやや異なる。特にGalaxy Z Fold7では、ユーザーインタフェースが8型のメインディスプレイに最適化されており、縦長のディスプレイが基本のスマホよりも使い勝手が向上している。例えば、上記のNow Briefは画面いっぱいに必要な情報が配置され、一覧性が大きく高まっている。

Galaxy Z Fold7/Z Flip7 Now Briefは8型の大画面に最適化された

 翻訳や要約の結果を画面分割やポップアップさせたウィンドウで表示させる機能も、大画面を生かしたGalaxy AIのUIといえる。生成AIを使い、映り込みを消したり、構図を変えたりした写真は、画面内に編集前、編集後の写真が表示され、仕上がりを1つの画面で確認可能。記憶に頼らず、正確に前後を比較できるようになった。

Galaxy Z Fold7/Z Flip7
Galaxy Z Fold7/Z Flip7 要約や翻訳の結果を、ポップアップで表示できるようになる。大画面を生かしたUIと言えそうだ
Galaxy Z Fold7/Z Flip7 画像編集は、前後の比較ができるようになった

 一方のGalaxy Z Flip7では、カバーディスプレイを“AIの窓”として活用する使い方を推し進めている。カバーディスプレイだけでNow Brief、Now Barを表示したり、Geminiを起動してそのまま会話したりといったことが可能。立てかけられるフリップ型の形状を生かし、Gemini Liveに自分を写して、コーディネートを提案してもらうといった使い方にも対応している。こうした使い方ができるのは、フォルダブルならではだ。

Galaxy Z Fold7/Z Flip7
Galaxy Z Fold7/Z Flip7 Now Briefは外側のディスプレイに表示できる
Galaxy Z Fold7/Z Flip7 Now Barはカメラ横に表示され、閉じたまま確認することが可能だ
Galaxy Z Fold7/Z Flip7 本体を立てかけた状態で、Gemini Liveとやりとりできる。ユーザー自身の状況を見せながら、AIに質問できる

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月12日 更新
  1. スマホの“ミニ”外付けディスプレイが流行の兆し? 若者がインカメラではなく「アウトカメラ」で自撮りする理由 (2026年06月10日)
  2. 新エントリースマホ「arrows We3」発表 コンパクトな高耐久ボディーに5000mAhバッテリーや新カメラを搭載 (2026年06月11日)
  3. スタバ長時間滞在、なぜ「一律ルール」設けない? “スマホでゲーム、PCで仕事も…広報見解は (2026年06月12日)
  4. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  5. あのシャープが「ウェアラブル」に参戦? スマホ「AQUOS」新製品予告 詳細は16日に発表 (2026年06月10日)
  6. コレがたったの3630円――初代PlayStationを模したケース、セブン-イレブンなどで7月6日発売 (2026年06月11日)
  7. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  8. 動画配信「ABEMA」の障害復旧 約4時間17分にわたり視聴できず SNSに悲鳴【訂正】 (2026年06月10日)
  9. 「日本通信アプリ」の新バージョン提供開始 FPoS対応で本人確認のセキュリティを強化 (2026年06月11日)
  10. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー