値上げが続く、携帯キャリアの事務手数料まとめ【2025年10月版】:契約事務手数料を節約する方法も解説(2/3 ページ)

» 2025年10月19日 10時00分 公開
[シムラボITmedia]
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au、楽天モバイル、MVNOの契約事務手数料はどうなってる?

 では、他キャリアの手数料はどうなっているでしょうか。現時点での各キャリアの契約事務手数料をまとめました。

auとUQ mobile auとUQ mobileの契約事務手数料は店舗もWebも3850円、楽天モバイルはどちらも無料だ。IIJmioやmineoは契約事務手数料以外にも費用がかかるので注意が必要

 auとUQ mobileは店舗でもWebでも3850円の手数料がかかります。今後、他社と同様に値上げされるのか、そうであればWebの手数料がどうなるか注目です。

 一方、povo2.0はSIMカードもeSIMも契約事務手数料は無料です。同一名義で1年以内に5回線以上の契約があると3850円かかるものの、ほとんどの人は無料で済むでしょう。

 4キャリアで唯一、事務手数料無料を維持しているのが楽天モバイルです。料金プラン自体も他の3キャリアより安く、各種セット割を適用する前提のプランではないためシンプルで分かりやすいのが魅力です。なお、11月19日以降、累計5回線目以降の契約には3850円の契約事務手数料がかかります。

 楽天モバイルが今後、さらに契約者が増え、電波状況も他キャリアと肩を並べられる状況になった時に、今と同じ安い手数料やシンプルな料金体系を維持できるのか、はたまた他キャリアと同じように高く複雑になってしまうのか、個人的にも注目しています。

楽天モバイル 楽天モバイルは店舗もWebも、累計4回線目までは事務手数料が無料。他社が値上げする中、どこまで無料を維持できるか注目だ

 IIJmioのギガプランの手数料は3300円と少し安いものの、事務手数料以外にSIMカード発行手数料やeSIMのプロファイル発行手数料がかかる点に注意が必要です。SIMカードの発行手数料はタイプDなら433.4円、タイプAなら446.6円かかります。

 mineoも同様に、3300円の契約事務手数料以外に440円のSIMカード発行料またはeSIMプロファイル発行料がかかります。

IIJmio IIJmioは契約事務手数料3300円の他に、SIMカード発行手数料やeSIMのプロファイル発行手数料がかかる
mineo mineoも契約事務手数料3300円の他に、440円のSIMカード発行料またはeSIMプロファイル発行料が必要

事務手数料の節約にはエントリーパッケージが有効

 値上がりが続く手数料ですが、契約事務手数料は節約が可能です。最もポピュラーなのはエントリーパッケージでしょう。Amazonなどで販売されており、パッケージに記載のエントリーコードを契約時に入力すると事務手数料が無料になるというものです。以前はエントリーコードが書かれてパッケージ(紙)が届くのを待つ必要がありましたが、最近はダウンロード版といって、その場でコードが分かるタイプのものが主流になっています。

 筆者がAmazonで検索したところ、以下のキャリアで事務手数料が割引になるエントリーパッケージが見つかりました。

  • UQ mobile(ウェルカムパッケージ)
  • IIJmio
  • mineo
  • 日本通信(スターターパック)
  • HISモバイル
  • LIBMO

 例えばUQ mobile(名称はウェルカムパッケージ)の場合、パッケージ購入後に届くメールに記載のURLから対象プランに申し込む際にエントリーコードを入力すると、契約事務手数料3850円が無料になります。パッケージが350円で購入できるので、差し引き3500円の節約が可能です。

 さらにウェルカムパッケージ限定で、条件を満たせばau PAY残高が還元される特典もありました。UQ mobileオンラインショップでも同様のau PAY残高還元キャンペーンを実施していますが、還元額や条件は同じとは限らないので、事務手数料を含めてどちらがお得か確認してから契約しましょう。

UQ mobile UQ mobileはAmazonでウェルカムパッケージを買えば事務手数料が無料になる他、au PAY残高が還元される特典も受けられる

 他社のエントリーパッケージも基本的な使い方は同じで、購入後に届くエントリーコードを、Web申込時に入力することで事務手数料が無料になり、パッケージ代との差額分だけお得になる仕組みです。パッケージ代はUQ mobile、IIJmio、mineo、LIBMOが300円〜400円程度なのに対し、日本通信とHISモバイルは2000〜3000円程度とやや高めでしたが、いずれもプライムセールなどで安くなることがあるチェックしてください。特にUQ mobileやmineoは頻繁に100円程度に値下げされています。

 ただし、エントリーパッケージ利用時は条件をしっかり確認しましょう。「端末セットでの契約は対象外」「キャッシュバックなどを受け取るにはオプション加入が必要」といった場合もあります。また、有効期限があるエントリーパッケージもあるため、基本的には契約直前に買うのがよいでしょう。

 なお、Y!mobileやNUROモバイルにもエントリーパッケージのようなものがありますが、こちらは事務手数料が安くなるわけではなく、キャッシュバックなどの特典のみ付与されます。いずれの場合も、特典内容、対象プランを確認した上で、公式サイトとどちらがお得か比較してから利用してください。

mineoは紹介アンバサダーもお得

 他にも、初期費用を節約する方法はいくつかあります。例えばmineoはエントリーパッケージも販売していますが、紹介アンバサダーを利用するのがさらにお得です。

 mineo契約者が発行する紹介URLから契約すると、紹介された人は3300円の契約事務手数料が無料になります(SIMカード発行手数料やeSIMプロファイル発行料は必要)。さらに、契約時に端末を購入した場合は2000円分の電子マネーギフトももらえます。エントリーパッケージに必要なパッケージの購入費用が紹介アンバサダーは不要のため、パッケージ代の分だけ紹介アンバサダーの方がお得です。

 さらに、紹介した人はランクや条件に応じて1件あたり最大3500円分の電子マネーギフトがもらえます。紹介アンバサダーはmineo契約者はもちろん、契約していない人でも紹介できるので、周囲にmineoの契約者がいなくても安心です。契約時には必ず利用しましょう。

mineo mineoはエントリーパッケージより紹介アンバサダーがお得。紹介URLからの契約で契約事務手数料が無料になり、紹介者にも特典がある

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