LINEは11月10日、ヘルプセンターで利用者に向けた注意喚起を行い、公式Xアカウントでも改めて周知した。SNS上で友人を装った投票依頼メッセージが拡散し、それをきっかけにアカウント乗っ取りが発生する事例が増えているという。LINEは具体的な手口や被害の仕組みを示し、詐欺の典型的パターンに対して注意を呼びかけた。
報告されている事例では、SNSで「コンテストのアンバサダー候補になったので投票してほしい」「親戚の子が作品コンテストに参加しているので投票してほしい」といった文面のメッセージが友人を装って送られてくる。リンクをクリックすると一見すると本物のような投票画面が表示され、そこから偽のLINEログイン画面へ誘導される。この偽ページで電話番号やパスワード、認証番号を入力してしまうと、アカウントが第三者に乗っ取られる仕組みになっている。
LINEは「登録情報と認証番号を組み合わせて聞き出す行為は全て詐欺」と明言しており、正規の利用手続きでは認証番号を他人に伝えたり、外部サイトで入力することはないと強調している。不審なメッセージを受け取った場合は、返信やリンクのクリックを絶対に行わないよう注意を求めた。
LINEによると、SNSで友人を装い「コンテスト投票」を依頼する偽リンク詐欺が報告されている。偽のLINEログイン画面で電話番号や認証番号を入力すると、アカウントが乗っ取られる。LINEは「情報と認証番号をセットで聞くのは全て詐欺」であり、認証番号を外部入力することはないと強調している最近では、投票依頼のようなメッセージに加えて、「LINEをアンインストールして再インストールしてください」「削除ボタンをタップしてください」といった操作を促すケースも確認されている。特に「アカウントからログアウトされました」という画面で[削除]を押すと、端末内のLINEデータが全て消えてしまうため、指示に従ってしまうと取り返しのつかない被害につながる。運営は、メッセージや画面表示の文面だけで判断せず、必ずヘルプセンターの案内を確認するよう求めている。
ヘルプセンターでは、まず自分の端末でLINEを正常に利用できるかどうかを確認するよう案内している。メッセージの送受信などが通常通り行える場合、アカウントがまだ乗っ取られていない可能性が高い。もし「他の端末でログインしました」といった通知が届いたり、覚えのないメッセージ送信が確認された場合には、第三者によるログインの試みや遠隔操作の疑いがある。
そのような場合には、パスワードの変更、ログイン許可設定のオフ、そしてログイン中の端末確認と不明な端末のログアウトを行うことが推奨されている。これは、乗っ取り未遂の段階で不正アクセスを遮断するための基本的な対処法だ。
一方、アカウントが利用できなくなり「アカウントからログアウトされました」と表示される場合は、再ログインを試みることで回復できる可能性がある。誤って「削除」をタップしてしまった場合は、ヘルプセンターの手順に従って対処する必要がある。
もし第三者が認証番号やパスワードを入力してアカウントを不正に操作したと判断された場合、運営側が調査を行い、不正利用が確認されればアカウントを削除して犯人の悪用を防ぐ。また、スタンプや着せかえ、有料アイテムやコイン残高、LINE STOREでのクレジット残高といったデジタル資産は、新しいアカウントに移行できる仕組みが整えられている。
LINEは、アカウント乗っ取り被害に関する問い合わせを行う際には、必ず本人からの連絡である必要があると説明している。家族や友人など代理人による問い合わせは受け付けておらず、被害者本人が具体的な状況を正確に入力することが求められる。入力内容に誤りや不足があると、確認や調査に時間がかかり、対応が遅れる恐れがあるためだ。問い合わせフォームでは、状況や表示されている画面、発生した日時などを詳しく記載するよう求めている。
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