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8万円で手に入るA4ワイドVistaノート「Endeavor NJ2050」を試す(2/2 ページ)

» 2007年04月24日 15時00分 公開
[兼子忍,ITmedia]
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システムパフォーマンスをチェック

 評価機は、シングルコアのCeleron Mに512Mバイトのメモリという基本システムを採用している。また、グラフィックス機能にはAMD製ATI Radeon Xpress 1100チップセットの内蔵コアを使用するなど、Windows Vista Home Basicが動作する最低水準とも言える内容だ。それだけにどの程度の快適さでシステムを利用できるかは気になるところ。そこで、Webサイトの閲覧やテキスト入力、音楽の再生など、実際の利用シーンで多用するであろう用途を複合的に実施して、その際のレスポンスをチェックしてみた。

 まず、Webブラウザや音楽プレーヤーを単体で起動した場合は、当然ながらストレスのない操作性を得ることができた。一方、Windows Media Playerで音楽CDを再生しつつ、Webブラウザでニュースサイトにアクセスしてみると、サイトが完全に表示されるまでに若干の重さを感じた。CPU使用率をみてみると10%未満と十分な余裕があったことから、重さの原因となったのはメモリ不足によるHDDへのスワップが原因と推測できる。

 評価機の場合、メインメモリのうち64Mバイトをグラフィックス用メモリとして流用するため、OSが利用できるメモリには余裕が乏しいのが実情だ。もっとも、重いといっても操作性を著しく損なうほどではなく、極めて安価に購入できるというメリットを考えれば十分に妥協できる範囲と感じた。

 また、購入時にメモリを1Gバイトに増設しておけば、評価機に発生した動作のもたつきは劇的に改善できる。なお、音楽CDを再生しながらテキスト入力を行なったところ、こちらは動作のもたつき感は一切認められず、快適な操作性を維持することができた。統合チップセットで提供されるグラフィックス機能は高性能とは言えないが、Windows AeroやWindows フリップ3Dを持たないWindows Vista Home Basicはグラフィック性能に対する要求が低いため、試用中に深刻な性能不足を感じることはない。最新のネットワークRPGなど、高度な3D描画性能を必要とする用途はあきらめるしかないが、Webサイトの閲覧や文書の作成といった、ごく一般的な使い方であれば不満はないはずだ。

グラフィックス性能以外は実用性を満たす結果

 ベンチマークテストは、予想通り3DMark06のスコアが振るわず、Final Fantasy公式ベンチマークのスコアも快適にゲームを楽しむにはやや辛い結果となった。その一方で、PCMark05ではライトユースに用いるぶんには不足のないスコアが出ている。

 なお、本機のグラフィックスメモリはメインメモリの容量によって増減する仕組みで、評価機と同じ512Mバイトの場合は64Mバイト、1Gバイト以上を搭載していれば128Mバイトがグラフィックメモリとして利用される。購入時にメモリ容量を1Gバイト以上に指定すれば、グラフィックス性能を含むシステム全体のパフォーマンスを底上げすることが可能だ。予算に余裕があるなら、1Gバイト以上のメモリを搭載して購入する事を強くおすすめしたい。

3DMark06(画面=左)/FFベンチ(画面=中央)/PCMark05(画面=右)

 本機はCPUやメモリ、HDDといった主要なパーツを幅広いBTOメニューから選択でき、OSにもHome Premium以上のエディションが用意されている。グラフィックス性能はやや劣るものの、多彩な用途に対応できる潜在能力を秘めた1台と言える。さらに、BTOでどういったパーツ構成を選択しても、同等の性能を持つほかの国内メーカー製PCに比べると、価格面でアドバンテージがあるのは大きな魅力だ。

 夏の新モデルが一通り発表された現在、Windows Vista搭載ノートPCの購入計画を胸に温めている人も多いと思うが、機種選びの際は是非このEndeavor NJ2050をチェックリストに含めておきたい。

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