“サンタ”になった新型MacBookをチェックする(2/2 ページ)

» 2007年12月27日 13時09分 公開
[高橋敦,ITmedia]
前のページへ 1|2       

まずはMac環境でテスト

 それではベンチマークテストでその実力を確認してみよう。今回は比較対象としてMacBookの初期モデルを用意した。旧モデルがCore Duo(2.0GHz)/メモリ2Gバイトの構成、新モデルがCore 2 Duo(2.2GHz)/メモリ1Gバイトの標準構成だ。メモリの分だけ旧モデルに多少のハンデがついているはずだが、それでも新型の性能向上を十分に確認できる結果となった。

CINEBENCH(画面=左)。iTunesエンコードテスト(画面=右)

 今回はCINEBENCHとiTunesによるエンコードテスト(Apple Lossless→AAC)を行ったが、特にGPUの性能差は圧倒的であり、2D/3Dグラフィックの重い処理を行う場合に体感できるだけの差があることはまちがいない。一方、CPU性能も旧モデルとの比較で120〜130%程度に止まってはいるものの、着実な向上は確認できる。GPUのお世話になる作業が多い方にとっては、大いに意味のあるアップデートと言えるだろう。

Boot Camp環境下でのベンチマーク

 GPU性能はむしろWindows環境でこそ気になるという3Dゲーマーの方もいらっしゃるかもしれないので、Boot CampでWindows XPを起動し、そちらでもベンチマークを行ってみた。

 しかし結果は、CINEBENCHのOpenGLテスト、FFベンチ(Vana'diel Bench 3)でのテストともに、期待を下回る結果が出てしまった。例えばFFベンチのLowのスコアは、初代MacBookのスコアとほぼ同程度。メモリ容量の差こそあるが、これは普通に考えればあり得ない数値である。

Boot Camp環境でのCINEBENCH(画面=左)とFFベンチ(画面=右)

 推測となってしまうが、これは現時点のBoot Campが提供するWindows用のドライバ(ここではLeopard製品版ディスクからインストールしたもの)が、GMA X3100の性能を引き出せていないためかもしれない。そうだとすれば、今後のアップデート次第では、一気に改善するという期待も持てる。

エントリーMacとしての完成度はほぼ満点

 今回の“サンタMacBook”は、処理能力の向上や放熱系の改良など、初代機から順当な向上を重ね続けて完成度を高めており、お買い得感もさらに増した(ブラックモデルのMB063J/Bが17万9800円、MB062J/Bが15万9800円、最下位のMB061J/Bは13万9800円と、旧モデルから据え置き)。

 Boot Camp環境でGPU性能をフルに発揮できていない点は残念ではあるが、Windowsは使わない、あるいはParallels Desktop for MacVMware Fusionで補助的に使うのみ、というユーザーにとってはそれほど気にならないだろう。

 純粋にMacとして見た場合、エントリーモデルとしての完成度は満点に近い。これ以上の性能や大画面を求めるならMacBook ProやiMacを選ぶしかないわけだが、大多数のユーザーには「これで十分!」なのではないだろうか。

関連キーワード

Mac | Leopard | Apple | MacBook | Mac OS X | Santa Rosa | Core 2 Duo


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月10日 更新
  1. 画面を持たない約12gの超軽量ウェルネストラッカー「Google Fitbit Air」 1万6800円で5月26日に発売 (2026年05月07日)
  2. USB Type-Cの映像出力をワイヤレスでHDMI入力できる「エレコム ワイヤレス HDMI 送受信機セット DH-CW4K110EBK」がセールで1万2580円に (2026年05月08日)
  3. NAS向け低容量HDD枯渇に「Core Ultra 200S Plus」品薄も――大型連休明けのストレージとメモリ最新動向 (2026年05月09日)
  4. まるで工芸品な3kg超のアルミ塊! 官能的すぎる“磁気×メカニカル”なキーボード「Lofree Hyzen」を試す (2026年05月07日)
  5. VAIO事業が絶好調のノジマ、第4四半期の出荷台数は過去最高に 「AI PC」需要で次期も成長を見込む (2026年05月07日)
  6. 「SwitchBot スマートサーキュレーター(スタンド型)」を試す インテリアになじむ木目調、扇風機の代わりはなる? (2026年05月08日)
  7. Microsoftが4月度のWindows非セキュリティプレビューパッチを公開/PCI-SIGが次世代規格「PCI Express 8.0」のドラフト版を公開 (2026年05月10日)
  8. 16型で約1.2kg、USキーボード搭載! こだわり派のあなたに適した「LG gram Pro 16」が33%オフの19万9800円に (2026年05月08日)
  9. Microsoftが描く「定額+従量課金」のAI新時代と、無制限の“エッジAI”へと向かうWindowsのゆくえ (2026年05月08日)
  10. モジュール型ミニPC「Khadas Mind」をSurface風に変貌させる拡張ディスプレイ「Mind xPlay」レビュー (2026年05月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年