4月2日から、NVIDIAの新GPU「GeForce 9800 GTX」を搭載したグラフィックスカードが登場した。メーカーは11社に及び、価格は3万5000円から5万円弱と幅広い。在庫は潤沢だ。
GeForce 9800 GTXは、2基構成の「GeForce 9800 GX2」のGPUを強化して1GPUで構成した新モデル。各クロック数を上げており、コアクロック675MHz、メモリクロック2.2GHz、シェーダークロック1.69GHzとなっている。リファレンスデザインのカードは、DDR3メモリを512Mバイトを搭載し、「3-Way SLI」に対応する。
1GPUのカードとしてはNVIDIAの最上位モデルとなるが、売れ行きはあまり好調ではない様子。某ショップは「まだ登場したことを知らない人も多いみたいですね。ハイエンドカードが4万円前後で購入できるのだから、お得なんですが……」と話していた。
しかし、クレバリー1号店は「最上位グラフィックスを求める層は次世代GPUを待っているのでしょう。4万円前後のカードを購入する層は、年末に大ヒットしたGeForce 8800 GTSを入手して間もない。つまり、お腹いっぱいの状態なので、出足がそれほどよくないのだと思います」と語った。
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