さて注目される価格だが、現時点での実売価格は6万5000円前後の見込みだ。最もスペックの近いAspire oneに対し、プラス1万円程度と考えられる。スペック的にはHDD容量は本機が40Gバイト大きいが、Aspire oneにはSDメモリーカードスロットに加え4in1対応のメモリーカードスロット(SDメモリーカード/MMC/メモリースティック/xDピクチャーカード)を備えるという利点があり、判定は微妙だ。
むしろ本機のメリットは、サポートやサービス体制にあると考えられる。台湾系のベンダーがサポートやサービス体制を現在構築中であるのに対し、NECにはPC-9801シリーズ以来の四半世紀を越えるサポートとサービスのノウハウがある。
本機はLaVie Lightという名前が示す通り、通常の同社製ノートPCであるLaVieシリーズとは別のシリーズと位置付けられるが、サポートについてはほぼ同じ体制を期待して構わないという。おそらく発売になったら、全国の販売店で実物を見る機会の最も多いNetbookの1つになるだろう。購入前に実物を確認できる安心感や、LaVieシリーズなどで実績のあるサポート体制などを考えれば、1万円の差額は決して大きな差ではない。非常に注目される1台といえるだろう。
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