日本エイサーのNetbook「Aspire one」は、液晶ディスプレイ天面に日本ヒューレット・パッカードの「HP Imprint」技術として知られる、日本写真印刷のNissha IMDを採用することにより、光沢感のある上質なボディを実現している。Atomを搭載した低価格ミニノートPCは見た目がいまひとつという製品が多い中で、液晶のヒンジ部にメタル調の赤いリングをアクセントとして配置するなど、安っぽさを極力回避しているのが好印象だ。
低価格PCというと、とかく在庫がなく買いたいときに買えない状態が続いているが、Aspire oneは全世界で500万台以上の出荷(2008年)を計画しているだけあって、比較的店頭でも見かけることが多い。今回は運よく九十九電機でシーシェルホワイトのボディカラーを入手できた(ネットショップでの在庫状況)。細かい仕様や製品レビューなどは下の囲み記事に譲るとして、ここではAspire oneの内部構造に迫ってみた。
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ボディがコンパクトな低価格ミニノートPCだが、メモリやHDD(あるいはSSD)ベイへのアクセスのしやすさはモデルによって大きく異なる。底面にあるカバーを外すだけで、それらにたどり着けるEee PCやHP 2133 Mini-Note PC、Inspiron Mini 9に対し、Aspire oneやWind Netbookは面倒だ。中でもAspire oneは、ほぼ全分解をしないとメモリスロットとHDDベイのどちらも姿を現さず、気軽にメモリを増設というわけにはいかない。
HDD容量は120GバイトとミニノートPCでは余裕があるものの、メモリはオンボード512Mバイト+512Mバイトのモジュールという構成で、チップセットの制約上もあって最大1.5Gバイトまでしか増設できないのも悩ましいところだ。
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