以前から開発表明が行われていた、デルのミニノートPCがついに姿を現した。CPUにAtomを搭載した低価格ノートPCとしては後発の部類に入るが、PCの世界シェアでHPと並ぶ巨頭が満を持してリリースしたモデルだけに、期待が高まる。
こちらのレビュー記事では日本語キーボードとWindows XP Home Edition(SP3)を搭載した「Inspiron Mini 9 プラチナパッケージ」を取り上げたが、ここでは4GバイトのSSDとUbuntu 8.04(Dellカスタマイズ版)を採用した最廉価モデル「Inspiron Mini 9 ベーシックパッケージ」を動画で見ていく。
低価格ミニノートPCは、ASUSTeKの「Eee PC 901-X」を除けば店頭在庫はどれも少なく、気軽に購入するのが難しいのが現状だ。Inspiron Mini 9はすでに同社Webサイトをはじめ、ビックカメラやソフマップなど量販店で予約が開始されており、今後の動向が気になるところではある。
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Inspiron Mini 9のポイントは、本体のカラーリングとOS、そしてキーボードやSSDの容量が選択できる点にある。量販店の店頭では天板カラーとSSD容量のみ選べ、日本語キーボードとWindows XP Home Edition(SP3)の組み合わせは固定となるが、直販ではOS(Ubuntu 8.04 DELL カスタマイズ版)やSSD容量(16Gバイト/8Gバイト/4Gバイト)、メモリ容量(1Gバイト/512Mバイト)、130万画素Webカメラの有無、Bluetooth V2.1+EDRの有無、そして日本語キーボード/英語キーボードを選択可能だ。
OSにWindows XP Home Edition(SP3)を選択すると4GバイトSSDは選べず、Ubuntuモデルの製造開始は9月下旬からとなっているなど若干の制約はあるが、低価格ミニノートPCとはいえ、仕様のカスタマイズを行えるのは同社ならではといえるだろう。
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