4月26日、MSIがカフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店でユーザーイベント「MSIお客様大感謝祭2009春」を開催した。今回、メインに据えていたのは5月16日に発売予定の新型ノートPC「X340/X340 Super」で、そのほかにもNetbook「U123」や新型X58マザーボードなど、目玉商品を会場内に多数配置。晴天に恵まれたアキバで、多数のユーザーがつめかけていた。
イベントの主役である「X340/X340 Super」は、アスペクト比16:9の13.3型ワイド液晶を搭載するスリムノートPC。液晶ディスプレイの解像度は1366×768ドットで、バッテリー駆動時間は約3〜3.5時間となる。サイズと重量は330(幅)×224(奥行き)×19.9(高さ)ミリ/約1.3キログロム。CPUは、X340 SuperがCore 2 Solo SU3500(1.4GHz)、X340がCeleron 723(1.2GHz)を搭載する。
実売価格はX340が8万円台半ば、X340 Superが10万円前後と、“ポストNetbook”といえる価格帯を実現する予定だという。5月16日にはエンジェルホワイトとエンパイアブラックの2色をリリースする。
イベント会場前方で行われたセッションで、エムエスアイコンピュータージャパンの石岡氏は「最薄部が6ミリとなるスリムな筐体ながら、HDMI出力端子を標準搭載しているうえ、消費電力も非常に低いノートPCです。X340 Superはマシン全体で10〜15ワットで、薄くて軽いボディながら、モバイルもこなせる駆動時間を実現しました」と新製品の特徴をアピールした。
そのほかにも、20型以上のタッチパネル液晶を搭載した一体型PC「Wind Top AE2200」「Wind Top AE2010」や、同社の人気Netbook「U100 Plus」や新モデル「U123」など、完成体のPCの展示コーナーが会場全体の3分の2以上を占めており、終日試用するユーザーでにぎわっていた。PCパーツを製造するMSIが自作PCの街で行うイベントとしては異例の構成と思えるが、エムエスアイコンピュータージャパンの三好氏は「今回はあえてパーツではなくPCを主役にしました。実際、(完成体PCの1つでもある)Netbookはアキバで最初にブレイクした感があります。それは、魅力的なマシンならPCパーツと両立できる可能性を示しています。PCパーツを買いに来て、ついでに面白いマシンも購入するといった流れができたらうれしいですね」とコメント。前日に開催していた名古屋・大須での同イベントでも好評を博していたこともあり、今後の展開に自信を覗かせていた。
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