携帯電話で非常に高い評価を得る富士通の「らくらくホン」のノウハウをPCに──。ノートPCから始まった「らくらくパソコン」の新モデルが登場。新たにタッチ操作対応の液晶一体型モデルも加わった。
らくらくパソコンは、15.6型ワイドの液晶ディスプレイを備えるノートPCの「FMV-BIBLO NF/ER」と20型ワイド液晶ディスプレイを備える液晶一体型デスクトップPCの「FMV-DESKPOWER F/ER」の2モデルを用意し、基本スペックはノートPC型はFMV-BIBLO NFシリーズ、液晶一体型デスクトップPC型はFMV-DESKPOWER Fシリーズの下位モデルに準拠する。ノートPC型は2009年11月12日発売で想定実売価格は14万円前後、液晶一体型デスクトップPC型は11月5日発売で、想定実売価格は16万円前後と予想される。
主な特徴は、初心者やシニアユーザーに対して「見やすい」「使いやすい」「かんたん」「あんしん」を追求した仕様にある。両モデルともタッチパネルディスプレイを搭載し、直感的に指で触れて操作できるタッチ操作専用ユーザーインタフェースや入力したい文字や使いたい機能がひと目で分かる「らくらくキーボード」、使いやすさを追求した「はじめてマウス」、そして購入者はPCの操作で困ったことを電話で相談できる1年間無料の「専用電話相談窓口」を利用できる。
タッチ操作用メニュー「らくらく操作パネル」は、画面の右端にリモコン風の操作画面が表れ、前のページに戻る/閉じる/印刷するなどの機能を容易なタッチ操作で扱える。「はじめてマウス」は指に沿った溝や色分けされたボタン、安定感のある適度な重さ、カチッと押したことが判別しやすいクリック感、細かい場所に合わせやすいようポインタの速さを最適化する──など、想定ユーザーに対する使いやすさを追求した専用開発のマウスとなっている。
「らくらくパソコン」シリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-BIBLO | NF/ER(らくらくパソコン) | 2スピンドル | 新モデル | Celeron 900(2.2GHz) | 2048MB(DDR3) | 320GB | 32ビット版Home Premium | 14万円前後 |
FMV-DESKPOWER | F/ER(らくらくパソコン) | 液晶一体型 | 新モデル | Core 2 Duo P8700(2.53GHz) | 4096MB(DDR3) | 500GB | 32ビット版Home Premium | 16万円台半ば |
「らくらくパソコン」シリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-BIBLO | NF/ER(らくらくパソコン) | タッチパネル15.6型ワイド | 1366×768 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.8キロ |
FMV-DESKPOWER | F/ER(らくらくパソコン) | タッチパネル20型ワイド | 1600×900 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約10.8キロ |
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