ラインアップ
ハードウェア
ソフトウェア
ラインアップ
ハードウェア
ソフトウェア
10月13日、富士通は個人向けPC「FMV-BIBLO」「FMV-DESKPOWER」シリーズのラインアップを一新し、2009年秋冬モデルを発表した。これまでと同様、店頭向けのモデルと同社の直販サイト「WEB MART」で販売が行われる。発売は一部のモデルを除いて、Windows 7パッケージ版の販売開始日と同じ10月22日の予定だ。
新モデルでは、デスクトップPCで3シリーズあった液晶一体型PCが「FMV-DESKPOWER F」シリーズに集約され、セパレート型の「FMV-DESKPOWER CE」シリーズと合わせて2種類に減る一方、新シリーズが2つ追加されたノートPCの比重が大きく増している。
全モデルで32ビット版のWindows 7をプリインストールしているのが特徴で、「FMV-BIBLO NF」の最上位モデルのリカバリメディアに64ビット版Windows 7 Home Premiumが付属するのを除き、WEB MARTを含めて64ビット版は極力見送られている。
また、初心者やシニアユーザー層をターゲットに、「見やすい」「使いやすい」「かんたん」「あんしん」を追求した「らくらくパソコン」に、従来のノートPCに加え液晶一体型デスクトップPCが登場した。
全8シリーズで展開されるノートPCでは、低価格ながらNetbookを上回る性能を備えたCULV(Consumer Ultra Low Voltage)プラットフォーム採用の「FMV-BIBLO LOOX C」と、ワコム製のタブレットを内蔵してマルチタッチ操作に対応した「FMV-BIBLO MT」の投入が見どころだ。FMV-BIBLO LOOX Cは1366×768ドット表示対応の11.6型ワイド液晶ディスプレイを備え、最長で約9.2時間のバッテリー駆動と厚さ26.4〜30.2ミリのスリムボディを搭載する。特に下位モデルは、デュアルコアCPUのCeleron SU2300(1.2GHz)搭載して実売8万円台半ばと手ごろな価格で購入が可能だ。
夏モデルまでハイエンドモバイルPCに位置付けられていた「FMV-BIBLO LOOX R」がボディデザインを改め、製品名を「FMV-BIBLO R」に変更して低価格化を図った。堅牢性に優れた軽量ボディや、12時間を越える長時間のバッテリー駆動を維持しつつ、下位モデルにデュアルコアCPUのCeleron SU2300(1.2GHz)を追加した点が注目だ。
主力ノートPCの「FMV-BIBLO NF」は、上位モデルのリカバリメディアに64ビット版Windows 7 Home Premium(プリインストールOSは32ビット版)も付属し、下位モデルのデザインを上位モデルと同じ「スクエアラウンドデザイン」に共通化して3色のカラーバリエーションが用意される。
水冷ユニットや地デジチューナーをはじめ、タッチパネル式のサブディスプレイ「タッチスクエア」を備えたフラッグシップモデル「FMV-BIBLO NW」は、3波対応デジタルチューナーから地上デジタル放送(ダビング10対応のWindows Media Center)のみにダウンしたものの、タッチスクエアでの「音楽プレーヤーモード」が追加されたほか、チャンネル変更時間やテレビ・DVDモード切り替え時間の短縮など、使い勝手の向上がなされた。
なお、Atom搭載のNetbook「FMV-BIBLO LOOX M」や13.3型ワイドと14.1型ワイドの液晶ディスプレイを備えた「FMV-BIBLO MG」、女性層を意識したカジュアルノート「FMV-BIBLO S」は、OSのWindows 7化とHDDの増量、塗装の変更などのマイナーバージョンアップがなされた。ちなみに、Windows XPを搭載したUMPC「FMV-BIBLO LOOX U」の新モデルは見送られている。
デスクトップPCは、液晶ディスプレイの大画面化とタッチパネルの導入がトピックで、特に液晶一体型PCのFMV-DESKPOWER Fがフルモデルチェンジした。全モデルで光学式のタッチパネルを導入してWindows 7の「Windows タッチ」をサポートすることで直感的にPCを操作できる。フラッグシップモデルは1920×1080ドット(フルHD)表示に対応した23型ワイド液晶ディスプレイを備え、Blu-ray Discドライブと新たにAVCREC/長時間録画機能とデジタル3波対応のダブルテレビチューナーを内蔵した。中位モデルと下位モデルは1600×900ドット表示の20型ワイド液晶ディスプレイを備え、前者には地上デジタルチューナー(ダビング10対応Windows Media Center)を1基備える。各モデルとも3色のカラーバリエーションが用意されるのも冬モデルからの特徴だ。
セパレート型のFMV-DESKPOWER CEは、上位モデルに付属する液晶ディスプレイが1900×1200ドット表示対応の24型ワイドに変更したほかはマイナーチェンジにとどまる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.