10月13日に富士通から発表された「FMV-BIBLO MT」は、Windows 7の新機能「Windows タッチ」をサポートしたノートPCだ。ラインアップは「FMV-BIBLO MT/E50」のみで、OSには32ビット版Windows 7 Home Premiumを採用する。実売価格は15万円前後の見込みで、発売は10月22日の予定だ。
富士通では、FMV-BIBLO MT/E50をPC初中級者に向けた「ロケーションフリーモデル」と位置付けて提供する。具体的には、テレビを見たり電話をしたりしながら指1本でWebブラウズなどが行え、タッチ操作が可能なので家庭内での移動の際もマウスを持ち運ぶ必要がない手軽さがウリだ。指によるジェスチャー操作だけでなく、付属のスタイラスペンでも入力できる。マルチタッチの簡単操作を引き出すべく、画面右側に「タッチ操作パネル」を用意し、予測変換に対応したソフトウェアの“かな入力”キーボード「タッチ文字入力」を装備して、マウス操作が苦手な人もPCを扱えるように工夫が施されている。
マシンスペックは、Celeron 900(2.2GHz)のCPUに2GバイトのDDR3メモリ(最大4Gバイト)、Intel GM45 Expressチップセット、容量320GバイトのHDDとDVDスーパーマルチドライブを備える。タッチパネル対応の液晶ディスプレイは、1280×800ドット表示に対応した12.1型ワイドで、非光沢タイプを内蔵する。液晶ディスプレイを180度回転させて折りたたむことでピュアタブレットとしても扱える。
キーボードは約19ミリピッチ/約3ミリストロークで、ジェスチャー操作が行えるタッチパッドも付属する。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 2.1+EDR、ギガビット対応の有線LANを備える。そのほか、ExpressCardスロット、SDHC対応SDメモリーカード/メモリースティック(PRO-HG対応)のメモリカードスロット、3基のUSB 2.0、4ピンのIEEE1394、HDMIとアナログRGBの外部出力端子を用意する。
ボディサイズは297(幅)×233(奥行き)×35.9(厚さ)ミリ、重量は約2.06キロとなっているが、DVDスーパーマルチドライブは着脱が可能で、付属のベイカバーと交換することで約1.89キロまで絞り込める。バッテリー駆動時間は約4.5時間で、別売のベイ内蔵バッテリーを追加することで、最大8時間の動作が行える。
なお、直販のWEB MARTでは、CPUをCore 2 Duo T9600(2.8GHz)/P8700(2.53GHz)に変更したり、メモリを最大容量の4Gバイトに増設したり、HDDを500Gバイト/160Gバイトに変えることが可能だ。
FMV-BIBLOシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-BIBLO MT | MT/E50 | 2スピンドル | 新モデル | Celeron 900(2.2GHz) | 2048MB(DDR3) | 320GB | 32ビット版Home Premium | 15万円前後 |
FMV-BIBLOシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-BIBLO MT | MT/E50 | タッチパネル12.1型ワイド | 1280×800 | Intel GM45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約2.06キロ |
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