目玉アイテムが続々登場&レアモノショップの新店舗がオープン古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2009年12月14日 12時00分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]
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1.5TバイトHDDが8000円切りし、底値のDVDドライブに高級モデルが登場――ドライブの今

TSUKUMO eX.の特価POP

 先週末、TSUKUMO eX.がサムスンの1.5TバイトHDD「EcoGreen F2 HD154UI」を数量限定で7980円の値を付けていた。最大容量の2TバイトHDDも通常売価で1万5000円を切るモデルが目立ってきており、「SSDやメモリと違ってHDDだけは数年間も低価格化が止まらないですね。1年前と同じ予算を組めば、倍近い容量が手に入りますから」(同店)という状況だ。

 そうしたなか、メーカーもさまざまな付加価値を付けたモデルを投入している。先週登場したウェスタンデジタルの「WD Caviar Green WD10EARS」は、64Mバイトのバッファと1Tバイトの容量を備えた3.5インチHDDだ。Windows 7/Vistaに最適化された独自形式で初期化されているのが特徴となっている。価格は9000円弱。

 クレバリー1号店は「64Mバイトバッファを気に入って購入される方もいらっしゃいます。Windows XPでも設定を変更すれば使えますが、やはり7で使うことを想定した人に買われていると思います。32Mバッファの旧モデルとの価格差は1500円前後ですが、それくらいの差なら付加価値の付いたモデルを選ぶ人も多いみたいですね」と話していた。

 SSDでは、1.8インチのZIFコネクタ型「G-Monstar-1.8"ZIF V4」シリーズがPhotoFastから3モデル登場した。128Gバイトモデルが6万円弱で、64Gバイトモデルは3万5000円前後、32Gバイトモデルは2万円弱となる。空き容量の情報を自動で回収する独自機能を備え、Windows 7向けのTrimが不要とうたっている。キャッシュは64Mバイトだ。入荷したパソコンショップ・アークによると「ZIFコネクタ対応のSSDは流通量が少なかったので、欲しいという人は多いと思います。価格的に64Gバイトモデルが売れそうですね」とのことだ。

 一方、底値の状態が続いているDVDスーパーマルチドライブの分野では、書き込み精度と安定性の向上を図ったパイオニアの「DVR-S17J」が登場している。5000円以下のモデルがザラに見つかる同ジャンルにおいて、1万円弱の価格は安くないが、好調に売れていると語るショップは多かった。

 T-ZONE.PC DIY SHOPは「高級志向の製品で知られるプレクスターの製品があまり目立たなくなった今、光学ドライブの高級品としてパイオニア製品が人気です。特に好評なのは、CDオーディオ最適化機能です。BDの時代になってもCD書き込みを重視する人は多いですからね。しっかりした付加価値があれば、多少高くてもヒットするんですよ」とうれしそうに話していた。

ウェスタンデジタル「WD Caviar Green WD10EARS」(写真=左)。PhotoFast「G-Monstar-1.8"ZIF V4」(写真=中央)。パイオニア「DVR-S17J」(写真=右)

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