OS込みで10万円。ほう、AMDで自作したい……だと?ショップのダメ出し!(2/3 ページ)

» 2010年02月09日 11時00分 公開
[古田雄介,ITmedia]

「USB 3.0もゲームもできる環境を作る」――鉄板のAMD 785Gマザーを外す構成を提示

マザーボードをギガバイトの「GA-770TA-UD3」に変更した

 最初に変更を勧められたのはマザーボードだ。「紹介パーツを追加する可能性を考えると、スロット数の多いATXマザーを選ぶほうがいいと思います。microATXも機能が集約していて、オススメではあるんだけど、今回は将来の自由度を優先してみました。まあ、AMD系は785Gマザーが鉄板ですが、それ以外の構成のよさも伝えたいということで」とのこと。そこで選ばれたのがギガバイトのAMD 770マザー「GA-770TA-UD3」。取材時の価格(以下、同じ)は1万2980円だった。

 GA-770TA-UD3はオンボードグラフィックスのないチップセットを搭載しており、USB 3.0とSATA 3.0に対応している。「最近はGPUの活用シーンが増えてきていることとゲームをプレイする余地を考えて、グラフィックスカードを挿す方向で調整しました。予算の関係でRAIDのない下のモデルを選んだけど、このモデルはUSB 3.0回りの給電能力が非常に高いのが特徴です。バスパワーがかなり安定して供給できるので、周辺機器を複数接続しても安心できるのがポイント。周辺機器がショートするトラブルもよく聞くので、バスパワー回りがきちんとしたものを選ぶのがオススメです」と語る。

 マザーの変更に伴い、グラフィックスカードを追加する必要がでた。そこでチョイスされたのは、リードテックのGeForce GTS 250カード「WinFast GTS250 512MB」だった。価格は1万1530円。「インテル系と同じく、ドライバの安定性からGeForce系を選びました。とりあえずGTS 250を組み込めば、ゲームでもAVでもデュアルディスプレイでも、なんでも十分快適にこなせるしね」とコメント。

 また、予算増加を抑えるために、HDDも1台に変更している。これは苦渋の決断だったようだ。樋熊氏が手に取ったのは日立GSTの1Tバイトモデル「Deskstar 7K1000.C HDS721010CLA332」で価格は7250円。「やはりHDDは2台あったほうがいいのだけど、グラフィックスカードを加えるなどの大幅な変更をしたので、1台構成でオススメのモデルを選んでみました。2プラッタタイプのモデルで、やはり発熱の問題を避けやすい。ウェスタンデジタルやシーゲイト製品と並んで人気のある製品です」という。

万能な割安カードとしてプッシュされた、リードテックの「WinFast GTS250 512MB」(写真=左)。2プラッタ構成の日立GST「Deskstar 7K1000.C HDS721010CLA332」(写真=右)

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