“あのっ!”ASRockブースで、動く「Gulftown」を堪能したCeBIT 2010

» 2010年03月04日 17時19分 公開
[長浜和也,ITmedia]

寒風吹きすさぶハノーバーでそこだけが熱いTaipei

 COMPUTEX TAIPEIやInternational CES、そして、今回のCeBITと、IT関連イベントで“お楽しみ”なのが、「正式発表前のフライング展示」であることは、多くのPC USER読者に「うんうん、そうだそうだ」とうなずいてもらえると思う。

 CeBIT 2010で直近の正式発表前“アイテム”といえば、インテルのCPUで開発コード名「Gulftown」だ。なんといっても内蔵するコアが、従来の4つから6つと、一気に「50%増」することになる。2010年上半期に登場するCPUでは最大のトピックとして、パワーゲーマーやオーバークロッカーをはじめとする自作PCユーザーからの期待も高い。

 その“Gulftown”のライブデモが、PCパーツベンダーが集うHall 17を中心に行われている。CeBITでは、企業のカテゴリーごとに展示ブースを同じ棟にまとめる。PCパーツベンダーが集まったHall 17は、当然ながら台湾ベンダーが集まることになるが、おかげで、ドイツでやっているはずのCeBITがそのエリアだけ台湾でやっているCOMPUTX TAIPEIに近い雰囲気になっている。

 Hall 17のあちらこちらでインテルの次期ハイエンドCPUで6コア搭載のGulftownのデモが、さりげなく“地味に”行われているが、そのなかの1つが「あのっ!」ASRockだ。ここでは、ライブデモの情報を比較的自由に公開していたASRockのブースで行われていたシステムから、CPU-Z 1.52で示されたGulftownのスペックやベンチマークテストのスコア、そして、Windowsエクスペリエンスインデックスの値を紹介しよう。

ASRockがまたやってくれた

 ASRockでは、Gulftownを載せるマザーボードに、Intel X58 Express搭載の「X58 Extreme3」を使用していた。ほかに、メモリはDDR3-1066の4Gバイトを6枚、グラフィックスカードはPowerColerのHD5850搭載カード2枚組み、HDDはシーゲイトのSerial ATA 6.0Gbps対応1Tバイトを組み込んでいる。CPU以外も最強水準の構成だ。

Hall 17のあちらこちらで地味ながらインテルの次期ハイエンドCPUで6コア搭載のGulftownのデモが行われている。そのなかの1つがASRockだ(写真=左)。ASRockでは、Gulftownを載せるマザーボードとしてIntel X58 Expressマザーボード「X58 Extreme3」を選び、メモリはDDR3-1066の4Gバイトを6枚、グラフィックスカードはPowerColerのHD5850搭載カードの2枚組み、HDDはSerial ATA 6.0Gbps対応1Tバイトを組み込んでいる(写真=右)

 CPU-Z 1.52でチェックしたGulftownの型番は、「Core i7-X980」とネットなどで“うわさ”されている名称に近い。定格動作クロックは3.33GHzだが、CPU-Zで示されたCore Speedには3481MHzの値も示されている。キャッシュメモリの容量は、32Kバイトの1次キャッシュと256Kバイトの2次キャッシュがコアごとに用意されるほか、コアで共有する3次キャッシュを12Mバイト実装する。コアの数は「6」と表記されているが、Hyper-Threading Technologyに対応しているということでThreadsの値は「12」となる。なお、コア駆動電圧は1.224ボルトと表示されている。

CPU-Z 1.52で示されたGulftownの各種スペック(写真=左)とキャッシュメモリの構成(写真=右)

迫力満点!CINEBENCH R10の「12分割」同時処理

 ベンチマークテストは、SUPER PIとCINEBENCH R10が実行されていた。CINEBENCH R10のMultiple Rendering Testが始まると、評価用の画像が12分割されて処理が行われて迫力がある。また、Windowsエクスペリエンスインデックスのプロセッサ項目では、現時点の最高点といわれる7.9にあと少しで手が届く「7.8」をマークしていた。

画像が12分割されて処理が始まるCINEBENCH R10。CPU負荷率を示すグラフも12ボックス表示される(写真=左)。CINEBENCH R10のCPU Benchmark:Multi CPU Renderingの値は「26225」だった(写真=右)

SUPER PIの結果(写真=左)とWindowsエクスペリエンスインデックの値(写真=右)。Windowsエクスペリエンスインデックスでは、最高点の7.9にあと少しで届く!

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月11日 更新
  1. 初のカラー対応「Kindle Scribe Colorsoft」の実力は? 通常モデルとの価格差1万7000円の価値を検証 (2026年06月10日)
  2. 「Geminiの技術は使うが、Geminiではない」 WWDC26で見えたApple流AIとプライバシー戦略の核心 (2026年06月10日)
  3. 「macOS 27 Golden Gate」が2026年秋に登場 初のApple Silicon専用バージョンに (2026年06月09日)
  4. ミニPCに強みの「MINISFORUM」 ミニワークステーションの新モデルから「謎の拡張カード」まで多彩な製品を披露 (2026年06月10日)
  5. 「次世代Apple Intelligence」をフル活用するにはどのような条件がある? 「Siri AI」は日本で使える? 知っておくべき対応モデルのハードル (2026年06月09日)
  6. 実売1万円切りでパススルー給電にも対応! KTCの15.6型モバイルディスプレイ「H15F9」は“買い”か (2026年06月09日)
  7. コンパクトボディーにスパコン並みのAI性能! 「NVIDIA RTX Spark」搭載ミニデスクトップPCを見てきた (2026年06月04日)
  8. LGが4K有機EL TVの2026年モデルを発表 映像プロセッサを刷新し120Hz以上の高速表示にも対応 (2026年06月09日)
  9. カプセルトイ「手のひらネットワーク機器」第5弾のラインアップを決める“ユーザー選挙”投票受付を開始 (2026年06月10日)
  10. サンワ、ノートPCやタブレット背面を冷やせるペルチェ冷却クーラー (2026年06月09日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー