先週、いくつかのショップの店頭にAMDの超低電圧版デュアルコアCPU「Athlon II X2 260u」が並んでいた。価格は単体で8000円から9000円弱となるが、マザーボードとのセットでの購入が前提となっている。在庫は少数。
Athlon II X2 260uは1.8GHz動作のデュアルコアCPUで、Socket AM3対応モデルとしては最小となるTDP 25ワットの低電圧版(一般的な低消費電力版Athlon IIのTDPは45ワット)。L2キャッシュは計2Mバイトで、製造プロセスは45ナノメートルだ。
入荷したT-ZONE.PC DIY SHOPは「安いマザーとあわせれば1万5000円前後なので、安く低負荷なマシンを組むのに適しています。価格面や消費電力面ではAtomマザーに劣りますが、そのぶん性能は高い。爆発的なヒットはしないでしょうが、安定した需要があると思います」と話していた。
なお、現在のところAthlon II X2 260uの対応を明記したマザーはないが、入荷ショップが独自に検証したところ、AsRockのやASUSTeK、ギガバイト、ZOTACなど各社のSocket AM3マザーで対応が確認できたとのこと。ドスパラ秋葉原本店は「あくまで個別検証ですが、普通に使える可能性は高いと思います」と語る。
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