「HP Mini 210 Vivienne Tam Edition」の世界に浸る美しすぎるミニノート!?(3/3 ページ)

» 2010年04月20日 12時00分 公開
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1366×768ドット表示の液晶ディスプレイも用意

 LEDバックライトを採用した10.1型ワイド液晶ディスプレイには2種類の画面解像度があり、量販店モデルが1024×600ドット、直販モデルが1366×768ドットを確保する。後者のほうがドットピッチが狭くなる(表示が細かくなる)ものの、作業領域がグンと広がるのでおすすめだ。

 液晶ディスプレイの表面はクリアパネルをはめ込んだ「ハードコート・クリスタルビュー・ディスプレイ」を採用する。フレームとディスプレイ画面がシームレスにつながる、最近見かけることが多いデザインだ。フレームの黒が甘くなりがちなゴールド基調のデザインを引き締めている。クリアパネルは光沢感が強いので画面への映り込みは気になるが、汚れやキズへの耐性は高い。

光沢タイプの10.1型ワイド液晶ディスプレイは、直販モデルと店頭モデルで画面解像度が異なる。こちらは直販モデルの1366×768ドット表示だ
LEDバックライトを採用した液晶ディスプレイ部は薄い。液晶ディスプレイは約135度まで開くことができる

入力環境も使い勝手とデザインを両立

 キーボードはキートップの間隔を離した浮き石型(アイソレーションタイプ)を採用する。主要キーは14ミリ×14ミリの正方形で、キーピッチは約17.6ミリと十分広い。最上段と最下段のキーが小さくなっていることを除けば、キーレイアウトに目立ったクセもなく、Netbookとしては良好な入力環境といえるだろう。キーを強く押すと中央部が少しへこむものの、タッチは悪くないほうだ。ファンクションキーは音量調節やメディアコントロールキーに割り当てられている。

 タッチパッドは左右のクリックボタンを一体化した「クリックパッド」となっている。パッドの下方を押すと、パッド自体が沈み込んでクリックされる仕組みだ。マルチタッチジェスチャーをサポートし、2本指でなぞることによる上下/左右のスクロール、2本指を開閉することによる拡大/縮小などの操作が行える。パッドのサイズは78(横)×44(縦)ミリと横長で、2本指による操作はそれほど無理なくできた。

 付属のワイヤレス光学式マウスは、本体と共通のデザインがうれしい。USB受信部をUSBポートに装着して利用する仕様だ。欲を言えば、本体にBluetoothを内蔵して、受信部なしで接続可能なワイヤレスマウスを付属してほしかったが、受信部は小型で未使用時はマウス内に収納できるため、携帯時にじゃまにならない。タッチパッドの左上にはパッドのオン/オフ機能が埋め込まれているが、マウスの接続を認識したら自動的にタッチパッドをオフにする設定も用意されている。

浮き石型の日本語85キーボードを採用。フルサイズと比べキーピッチは93%を確保している。Enterキーには幸福を意味する「ダブルハッピネス(双喜)」の文字が見られる
クリックボタンがパッドと一体成形になったクリックパッドを搭載。左上にクリックパッド機能のオン/オフボタンがある

付属のワイヤレスマウスもデザインが本体と共通化されている。小型の受信部をUSBポートに装着して使う仕組みだ
トップカバーを外すと、USB受信部が収納できる
底面に電源スイッチが用意されている。ここにもVivienne Tam Editionのロゴがあしらわれている

マニュアル類もVivienne Tamのロゴが付いたゴールドの冊子となっている。本体の表面を美しく保つため、クリーニングクロスも付属する


 以上、HP Mini 210 Vivienne Tam Editionの概要を紹介した。外装の美しさはもちろん、ミニノートPCとしての仕様も十分魅力的なので、スタイルにこだわる女性に加えて、ファッショニスタを自認する大人の男性がシャレの効いたアイテムとして使ってみるのも一興だろう。

 ここまでクオリティが上げられるならば、今後のデザイナーズ・コレクションにも多いに期待が持てるというものだ(その際には、ぜひカラーやデザインのバリエーション展開も検討してほしい)。

 PC USERでは後日、パフォーマンスやバッテリー駆動時間などの検証も含むレビュー記事を掲載する予定だ。

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