先週の新製品では特徴的なデザインのPCケースが目立っていた。mini-ITXケース売り場で異彩を放っていたのは、IN WINの「DIVA IW-BM657」。フロントパネルを凹凸のあるダイヤカットで仕上げ、電源スイッチにはスワロフスキーガラスをあしらっている。定格160ワットの電源を搭載しており、5インチベイと3.5インチシャドウベイをそれぞれ1基用意している。カラーバリエーションはレッドとゴールドの2色で、価格はともに1万3000円前後だ。
T-ZONE.PC DIY SHOPは「リビング用にmini-ITXマシンを組む人も多いので、小型ケースは装飾に気合いを入れたモデルが多いね。DIVAなんて女性に受けそう。ブラックモデルも近日入荷する予定です」という。
ハイエンドクラスのケースでは、SilverStoneの「SST-FT02B-WRI」が登場した。マザーボードを90度回転させて、背面部分を上部に配置する特殊形状のケースで、底面に3基の18センチファンを搭載しているのが特徴だ。電源は非搭載で、5インチベイと3.5インチシャドウベイをそれぞれ5基、2.5インチシャドウベイを1基備えている。すでに販売されている「SST-FT02B」シリーズのカラーバリエーションモデルだが、底面ファンを通常モデルの1000rpmから1200rpmタイプに変更するなどの改良も見られる。価格は3万3000円弱だ。
ドスパラ秋葉原本店は「黒と赤というインパクトの強いカラーリングで、ケースコーナーでも目立っています。国内では88台限定ということで、シリアルナンバーをフロントに刻印しているのも見所ですね。これだけの装備があるので、3万3000円の価格も安いと思いますよ」と語る。
エントリー向けのミドルタワーで目立っていたのは、再びIN WIN製。「Griffin IW-EC031Y WOPS」で、価格は6000円弱。フロントにベイを利用した凹凸をつけており、下部の吸気部分にはUSB端子やオーディオ端子が隠されている。電源は非搭載で、5インチベイは4基、3.5インチシャドウベイは5基、3.5インチフロントベイは1基となる。左側面に透明パネルと22センチファンを組み込んでいるのも特徴だ。T-ZONE.PC DIY SHOPは「エントリーモデルなのに安く見えないケースです。ドライブベイもネジ不要の専用ストッパーが付いているので、初心者の方にもオススメできるモデルといえますね」と話していた。
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