ゴールドなエクスペリエンスが味わえる?――「HP Mini 210 Vivienne Tam Edition」実力診断デザインのよさは分かったが……(3/3 ページ)

» 2010年05月06日 11時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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各種ベンチマークテストの結果は?

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 それでは、各種ベンチマークテストの結果を見ていこう。Windows 7標準のWindowsエクスペリエンスインデックスの結果は右に示した通り。Atom N450(1.66GHz)とIntel NM10 Expressを組み合わせたNetbookとしては標準的なスコアといえる。プロセッサが2.4、グラフィックスならびにゲーム用グラフィックスが3.0と低めだ。

 PCMark05では、CPUスコアがAtom N450(1.66GHz)搭載の一般的なNetbookに比べて若干低めだが、OSにWindows 7 Home Premiumを採用していてAeroが有効になっていることや、デスクトップテーマがカスタマイズされていることが関係しているかもしれない。

 しかし、HDDに7200rpmの高速タイプを採用しているため、HDDスコアは2.5インチHDDとしてはかなりよく、総合スコアでは特に見劣りしていない。

 3D系ベンチマークテストの結果はほかのNetbookと同様、グラフィックス性能のパワー不足が見られる。チップセット内蔵グラフィックスコアがIntel GMA 3150となり、初期のNetbookよりグラフィックス性能が少し改善されたとはいえ、カジュアルゲーム以外のプレイはあまり考えないほうがよいだろう。

PCMark05 1.2.0のスコア
3DMark06 1.1.0(1280×768ドット)のスコア
FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコア

 バッテリーの駆動時間は、海人氏のBBench 1.01を使い、10秒ごとにキー押下、1分おきに無線LANでWebアクセスを行う設定でテストした。電源プランは「HP推奨(ディスプレイの輝度50%)」で測定している。この状態で駆動時間は3時間20分(残り7%)だった。公称値の約4.25時間には及ばないものの、インターネットへの常時接続環境であることを考えれば妥当といえる。

 動作音については、アイドル時でも静かな場所ならファンが回っていることを認識できるレベルの音はしているが、特に耳障りという印象はなく、高負荷時でもあまり大きな音にはならなかった。室温22度、暗騒音32デシベルの環境においてボディ正面から5センチの距離で測定した騒音レベルは、アイドル時および低負荷時で36デシベル、高負荷時でも38デシベルだった。

 動作時の発熱は、ボディ左側が中心で底面に少し熱を持つが、表面はキーボードが少し温まる程度だ。室温22度の環境において放射温度計で測定したPCMark05実行直後の温度は底面左側が43度、キーボード左側が34.5度だった。

騒音テストの結果
発熱テストの結果

見た目だけでなく、中身もNetbookとして水準以上の実力

 ファッションデザイナーが手がけたモデルということで、デザイン面が大きく注目される製品ではあるが、携帯性、性能、機能、バッテリー駆動時間、騒音や発熱を含めた使い勝手など、Netbookとしてのトータルの実力は水準以上といえる。

 価格は量販店モデルが実売6万円前後、直販モデルが6万3000円となっている。Netbookカテゴリーの製品としては少し割高に思えるが、ヴィヴィアン・タムのファッションアイテムとしての要素が各所に盛り込まれていることを考慮すると、むしろ割安ではないだろうか。

 Windows 7 Home Premiumの使用感については、ゲームや動画再生などで非力さを感じるのは否めないが、Webブラウズやメールなどといったライトユースに限定すれば決して悪くない。ゆったりめの処理速度は少し使っているうちに慣れてしまうので、ストレスはさほど感じないだろう。

 このデザインが気に入ったのであれば、はじめての自分用PCとして、あるいはモバイル用のサブ機として購入を検討する価値は十分にある。

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