マザーボードで注目度の高い新製品も多かった。mini-ITXでは、ASUSTeKのIONマザー「AT3IONT-I」がプチヒットを飛ばしている。DDR3に対応し、PCI Express x16スロットを1基搭載して、価格は1万6000円弱。在庫は潤沢だ。
クレバリー1号店は「4月に登場した上位モデルの『AT3IONT-I DELUXE』はAC電源や無線LAN、Bluetoothアダプタが付属した豪華仕様でしたが、このモデルより6000円近く高かったんですよ。IONマザーは安くてちょうどいいマシンが組みたいという人が多いので、AT3IONT-Iはけっこうハマっていると思います」と語る。
それ以上に話題を集めていたのは、MARSHALの“新丸印”マザーだ。Intel865GV+ICH4チップセットを搭載した「MAMR-865GV」で、価格は7000円弱。micro ATXサイズを採用し、Socket 478を搭載するほか、AGP 8Xスロットを搭載しているのが特徴だ。1基のSATAポートを備え、プライマリIDEと排他で利用できる設計となっている。
ツートップ秋葉原本店は「これだけ古い規格なら、いっそ買い換えたほうが安い気もしなくはないですが、Socket 478は人気が出ますね。6月初旬に登場した、G31チップセットでSocket 478に対応した同シリーズの『MAMR-G31-478』もヒットしましたし、新丸印はあなどれませんよ」と話していた。
レガシーパーツが使える同種のマザーとして、ドスパラ秋葉原本店に入荷したASRockの「M3A UCC」も人気だった。AMD 480X+SB600チップセットを搭載したATXマザーで、DDR3スロットを搭載する。価格は4980円だが、週末には売り切れてしまった。「すごく安いマザーですが、Socket AM2に対応していて、6コアのPhenom II X6も搭載できるとうたわれています。旧パーツを使い回すというだけでなく、いろいろなパーツを組み合わせて遊びたいという人の心もつかんだと思います」と評価していた。
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