2画面タッチパネルの新感覚ミニPC――「libretto W100」を徹底検証する(前編):実際、どこまで使える?(1/4 ページ)

» 2010年08月25日 10時30分 公開
[鈴木雅暢,ITmedia]
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librettoが東芝ノートPC事業25周年モデルとして復活

2画面タッチパネル搭載ミニノートPC「libretto W100/11M」。量販店での実売価格は12万円台半ば

 東芝の「libretto(リブレット)」シリーズといえば、古くからのPCユーザーなら知らない人はいないだろう。1996年に「世界最小・最軽量のWindows 95マシン」としてデビューした初代機はPC史上に残る名機といえる。その後も時代に合わせて姿を変えつつ、小型軽量PCの未来を開拓し続けてきた伝統のミニノートPCブランドだ。

 そのlibrettoシリーズから久しぶりの新モデル「libretto W100」(モデル名:W100/11M)が8月11日に発売された。2005年4月発売の「libretto U100」以来、約5年ぶりの復活となる。

 W100は東芝ノートPC事業25周年記念モデルの一角ということで、コンセプトもスペックも実にアグレッシブだ。ミニノートPCスタイルに超低電圧版のPentiumを搭載し、ハードウェアキーボードを省く代わりに2画面タッチパネルを採用するという、強烈なインパクトのある製品となっている。

 PC USERでは既に試作機によるフォトレビュー(これはコンセプトモデルではない!──「libretto W100/11M」のデュアルディスプレイな使い勝手を試す)を掲載しているが、今回は製品版を利用し、使い勝手や性能面の検証を中心にレビューしていこう。

システム手帳サイズのオールブラックボディ

 コンパクトなボディはオールブラックのカラーリングだが、トップカバーは金属のヘアライン加工、トップカバーの側面はマット調のブラック、液晶ディスプレイ周辺およびヒンジ部は光沢ブラックで、素材と表面仕上げに変化を付けて、高級感を演出している。

 また、底面に装着するバッテリーの表面には、テクスチャ加工で細かいパターンが施されており、手に持ったときの感触がよく、滑りにくいという利点もある。

ボディカラーはブラックでまとめているが、表面仕上げは場所によって違う。天面は金属のヘアラインで高級感を出している
システム基板などは天面側に内蔵しているため、天面には目立たないように通風口が用意されている
底面のバッテリーには細かいテクスチャがあり、手になじみやすい。装着しているバッテリーは厚みがある大容量タイプだ

製品には書籍のカバーをイメージさせるような専用ケースが付属する。ケース内側は赤く塗られている
専用ケースは本体がピッタリ収まるサイズだが、固定用のベルトやクッションはない簡易的なものだ

 ボディのサイズは202(幅)×123(奥行き)×25.4(高さ)ミリだ。W100には標準バッテリーと大容量バッテリーの2つが付属しており、このサイズは標準バッテリー装着時の値となる。標準バッテリーは底面がフラットで、装着時に厚みが出ない。大容量バッテリーを装着した場合は底面が少し盛り上がり、高さが25.4〜30.7ミリとなる。

 重量は標準バッテリー装着時で約699グラム、大容量バッテリー装着時で約819グラムだ。実測ではそれぞれ約667グラム、約777グラムで、公称値よりずいぶんと軽かった。ポケットサイズとまではいえないが、厚めのシステム手帳サイズにまとまっており、携帯性に優れている。

 バッテリーの容量は標準タイプで14.4ボルト/18ワットアワー、大容量タイプで14.4ボルト/36ワットアワーとなっており、公称の駆動時間はそれぞれ約2時間、約4時間とされている。最近のミニノートPCは長時間駆動に注力した製品が多いこともあり、バッテリー駆動時間は短く感じるが、これはCPUにAtomではなく、より高性能な超低電圧版Pentiumを採用したことが大きい。

 付属のACアダプタはサイズが42(幅)×94(奥行き)×28(高さ)ミリ、ケーブルを含めた重量が288グラムと小型軽量だ(いずれも実測値)。W100はバッテリー駆動時間が短めなので、ACアダプタを持ち運ぶ機会は少なくないと思われるが、これなら一緒に携帯してもストレスを感じにくいだろう。

本体の底面にバッテリーを装着する。写真は大容量タイプで厚みがある
付属のACアダプタは小型軽量で持ち運びやすい

 なお、キーボードレスで2画面構成という特殊なスタイルを採用することから内部構造も変則的で、システムの多くはボトム側ではなくトップカバー側に収納されており、吸排気口、冷却ファンなどもトップカバー側に内蔵している。

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